Googleアドセンスという言葉をあなたは聞いたことがありますか?
クリック課金型の中でも「最高峰の報酬を得ることができる」といわれているのが、あの世界的企業であるGoogleが運営する「Googleアドセンス」です。
クリック課金型などのアフィリエイトの稼ぎ方に関しましては下記のリンクで解説しております。
アフィリエイトで稼ぐ方法と初期費用についてGoogleアドセンスの審査を通過することができれば、あなたのサイトも一人前としてGoogleからお墨付きをもらえることと同じです。
そのため、もしGoogleアドセンスを使う予定がない人でも、必ずGoogleアドセンスの申請は行うようにしましょう。
Googleアドセンスとは
Google AdsenseとはGoogleによって運営されている広告のことです。
Googleによって運営されている広告ですので、Googleについての広告ではありません。
Googleアドセンスで報酬が入る仕組み
1.Googleと企業の間で広告契約を結びます
Googleと広告を出したい企業との間で、Googleが提供するサービス(Googleアドセンス)に広告を出すための契約を行っています。
2.Googleと私たちアフィリエイターとの間で契約を結びます
続いて私たちアフィリエイターが登場します。
Googleは一定の審査基準に合格したサイトを持つ人を広告を表示してもらう契約を結びます。
Googleの審査に合格して、初めて私たちはGoogleアドセンスで稼ぐ準備ができたといえるでしょう。
アフィリエイターはGoogleアドセンスの審査に合格したら、サイトに広告を掲載していきます。
3.サイトの広告をユーザーがクリックします
サイトに訪れたユーザーがGoogleから提供されているアドセンス広告をクリックします。
4.報酬が支払われます
クリックされた広告に応じて、Googleから報酬が支払われます。
アドセンスから提供された広告がクリックされただけでなく、実際に商品の購入や資料請求がされた場合は、さらに報酬が支払われるようです。
Googleアドセンスはクリック課金型とインプレッション型を併せ持つ広告です。
サイトに掲載するだけで、表示される広告は読者に合わせて変化していくため、読者の興味をそそる広告を常に表示してくれます。
Googleアドセンスのメリット
報酬が高い
何といってもGoogleアドセンスは報酬が高いです。
他のクリック課金型のサービスが1クリック当たり10円程度に対し、Googleアドセンスは30円~40円と3倍から4倍の報酬を得ることができます。
1クリックでほかのサービスと比べても3~4倍ですので、非常に稼ぎやすいといえるでしょう。
Googleのお墨付きをもらえたことになる
Googleアドセンスの審査に合格するということは、Googleから「広告を表示してもいいですよ」といってもらえたことと同じです。
Googleアドセンスの広告を表示できる、ということはある種「Googleに認められた」と解釈することもできるでしょう。
広告が読者の好みに合わせて変化
Googleアドセンスの一番の強みといってもいいのが、Googleアドセンスから提供されている広告は、見ている人によって表示されている広告が変化すことです。
Googleはさまざまな企業と広告表示の契約を結ぶことで、閲覧するユーザーに合った広告を常に表示できるようにしてくれています。
人によって広告を変幻自在に変えられることができるので、Googleアドセンスで表示される広告は非常にクリック率もよく、報酬が発生しやすい仕組みになっています。
一度アドセンスのリンクをサイトに貼り付ければ、あとはおまかせできるというのが最大のメリットではないでしょうか。
1つのサイトが通ればよい
実はGoogleアドセンスは1つのサイトで審査を通過することができれば、ほかのサイトでもアドセンス広告を掲載することが可能になります。
なぜそんなことが可能なのか、と言いますと、アドセンスはGoogleアカウントごとに審査が設定されているためです。
そのため、1つのアカウントで審査が通れば、そのアカウントに紐づけられたサイトであれば、アドセンス広告を掲載することが可能になります。
また、1つのサイトで審査を合格することができれば、無料ブログでもGoogleアドセンスを掲載できるようになります。
現在は、1つのサイトが審査に通過したとしても、別のサイトでGoogleアドセンスを掲載することはできません。
そのため、審査を通過したサイトとは別のサイトにGoogleアドセンスを掲載する場合は、再び審査をしてもらう必要があります。
Googleアドセンスのデメリット
審査に通ることが大変
Googleアドセンスはの審査は、昔はとても審査が通りやすかったのですが、今はとても厳しくなりました。
現在は審査を通るにも、最低でも60記事程度必要と言われております。
また、現在は1つのサイトが審査に通過した後も、別サイトにGoogleアドセンスを掲載する場合は別途審査が必要になりました。
そのため、Googleアドセンスを掲載するにはすべてのサイトを審査してもらう必要があります。
アカウントの停止処分を受けることがある
Googleアドセンスの利用規約に反する行為を行った場合、アドセンスのアカウントをGoogleから停止させられることがあります。
アカウントを停止させられた場合、それまでの得た収益が取り出すことができなくなりますので、定期的に引き出すようにしましょう。
アカウントを停止される場合に関しましては、下記のリンクで解説しております。
ある程度の収益を出さないと、収益を引き出すことはできない
Googleアドセンスでは、8,000円の収益に満たない場合はお金を引き出すことはできません。
お金を引き出すためには最低でも8,000円までは収益を上げる必要があります。
Googleアドセンスではアドセンス広告を不適切なサイトに掲載している場合、アカウントを閉鎖するペナルティを設けています。
ペナルティには、「警告」から「一発アカウント閉鎖」まで4種類があり、それぞれどのような場合にペナルティを受けるのかをしっかりと把握しておく必要があります。
万が一アカウントが閉鎖されてしまうと、これまでに得た広告報酬は引き出すことができなくなり、2度とGoogleアドセンスを使用できません。
Googleアドセンスを使用する上で、ペナルティの種類とペナルティを受けやすい、Googleが掲げている禁止コンテンツについてしっかりと把握しておきましょう。
ペナルティの種類
GoogleではGoogleアドセンスのポリシー違反者に対して、以下のようなペナルティを設けています。
1.警告
「警告」はGoogleアドセンスのペナルティの中でも最も軽い処分となります。
警告されたサイトは基本的にGoogleから「改善の余地あり」と判断されているため、サイトを修正するチャンスが与えられています。
Googleから「警告」をされると、Googleアドセンスの管理画面内のポリシーセンターにメッセージが表示されます。
実際に私もメッセージが届いたことがないので実物を見たことはありませんが、サイト内のどのページがどのような違反をしているのかが記載されているようです。
2.広告配信停止
広告配信停止は、警告の期限内にサイトが改善されなかった、とGoogleが判断した場合に行われます。
しかし、アカウント自体はまだ使用することができるため、警告を受けた内容について修正することができれば広告の配信は再開されます。
重大なポリシー違反の場合、警告を通り越していきなり広告配信停止のペナルティを受けることもあります。
3.アカウント停止
アカウントが停止されると、広告が表示されなくなり支払いもストップします。
しかし、アカウントは停止した状態ですので、サイトを改善し停止期間が終了すれば再び広告は配信されるようになります。
4.アカウント閉鎖
「アカウント閉鎖」はGoogleアドセンスのペナルティの中でも最も重い処分となります。
Googleから何度も警告を受け、改善の見込みがないと判断されてしまうと「アカウントが閉鎖」されます。
条件によっては、警告や配信停止・アカウント停止がなかったのにもかかわらず、一発でアカウントが閉鎖されてしまうこともあります。
アカウント閉鎖になってしまうとどうなる?
二度とアドセンスが利用できない
Googleアドセンスのアカウントが閉鎖されてしまった場合、閉鎖までに得た広告報酬は支払われず、お金はすべて広告主に返金されます。
そして、アカウントが閉鎖(無効化される)と基本的に二度とGoogleアドセンスを利用できません。
アカウントの閉鎖に至るまでには、上記にも挙げたように猶予もあります。
Googleとしてもアカウント閉鎖をしてしまうと、広告の配信先を1つ失うことになりますので、本来であれば避けるべきことです。
しかし、当然ですがGoogleは私たち広告の配信者よりもお金を支払う広告主の利権を守りたいと考えています。
Googleは収益のほとんどを広告に頼っていますので、広告を配信してくれる広告主がいなくなっては困ります。
アカウントを再度申請することはできるのか
メールアドレスや振込先、サイトの情報などをすべて変えたとしても、再度利用することが許可されるわけではありません。
ただし、もう一度Googleアドセンスを使用できる可能性はあります。
ただし、いつ以前の閉鎖されたアカウントと紐づけられてもおかしくはありませんので、常に閉鎖されるリスクは伴うでしょう。
Googleは広告主の不利益を守るためにも、アカウント閉鎖のペナルティを行った人に対して厳しく対応しているといってもいいでしょう。
Googleアドセンスは大きく稼げない?
実は、Googleアドセンスは大きく稼ぐことができないとよくネット上で言われています。
ここからは、なぜGoogleアドセンスが大きく稼げないといわれているのかについて考えていきます。
多大なアクセスが必要である
アドセンスで大きく稼ぐためには、多大なアクセスが必要である。
これは紛れもない事実です。
アドセンスのみで月30万円ちかく稼ごうと思った場合、クリックされた時の単価にもよりますが、100万PVほど必要です。
100万PVというのは、クリック単価30円で平均クリック率1%と仮定した場合です。(300,000÷30÷0.01)
アフィリエイトでは、訪問してくれた人がサイトを通じて商品を購入してくれれば報酬を得ることができます。
30万円かせぐためにここまでのアクセス数は必要ありません。
アクセスを集めるためには記事も必要
アフィリエイトでは、ある種その商品の紹介記事を書くだけで報酬が得られてしまうこともあります。
しかし、Googleアドセンスではサイトで商品の商品の紹介などは行いません。
そのため、人の役に立つような「集客できる記事」を書いていかなければなりません。
記事も集客のために役立つ記事を書く必要がありますので、難しいと感じる人は多いのではないでしょうか。
1回の報酬が低い
アフィリエイトでは、販売する商品の価格が上昇するにつれて報酬単価も上昇していきます。
1回購入されれば1万円の報酬を得られるような商品やサービスも存在します。
しかし、Googleアドセンスはクリック型の広告としては非常に高額な部類ですが、それでも1クリック当たり30円~50円が相場です。
1つの記事で完結できるアフィリエイトと、複数の記事を書かないと報酬が得られにくいアドセンスでは、どうしてもアドセンスのほうが敬遠されてしまうようです。
それでもGoogleアドセンスをおすすめする理由
しかし、私がアフィリエイトの初心者には間違いなくGoogleアドセンスをおすすめします。
Googleアドセンスがアフィリエイトよりも優れている点について考えていきましょう。
メンテナンス不要!
なんといってもGoogleアドセンスの魅力は、広告を張り替えるなどのメンテナンスが必要ない、という点にあります。
アフィリエイトでは、実際にサイトを運営してみるとよくわかりますが、販売する商品やサービスによってはアフィリエイト・プログラム自体が終了してしまうことが多々あります。
そのため、どうしてもサイトのリンク切れを起こさないように、定期的なメンテナンスは必要です。
しかし、Googleアドセンスでは一度広告を掲載してしまえば、あとはGoogleのプログラムがユーザーの好みに合わせて自動的に広告を変化していきます。
メンテナンスの手軽さという点では、アフィリエイトよりもGoogleアドセンスに軍配が上がるでしょう。
報酬単価は上がる(らしい)
これはあくまで私が実践した話ではありませんので少々不確定な情報なのですが、アドセンスである程度の報酬を得ているとGoogle側からクリック単価を上げてくれるような交渉がある模様です。
そもそもGoogleアドセンスにも、一般的なASPと同様に稼いでいる人には担当がつきます。
しかし、ASPと比べると、担当者がつくのは圧倒的に難しいといわれています。
それは、Googleアドセンスを使用しているのは、個人だけではなく企業もいるからです。
Googleアドセンスでも担当者がつくことによって、1クリック当たりの報酬アップにつながるようです。
Googleアドセンスで稼ぐために大切なこと
Googleアドセンスで稼いでいくためには、まずはGoogleアドセンスを提供するGoogleの考え方について知っておくことで、収益が出しやすいと思いませんか?
Googleの考え方を知ることはGoogleアドセンスだけでなくSEO対策にもつながります。
考え方をしっかりと記憶する必要まではありませんが、単純に知っておくだけでも成果は変わると思います。
Googleが大切にしていること
まずは、Googleが大切にしていることについて考えてみましょう。
Googleが大切にしているものは何でしょうか?
Googleは常に、検索エンジンを使用してくれるユーザーを第一に考えています。
これは、Googleが掲げる10の事実でも紹介されている通りです。
Googleが掲げる10の事実とは
- ユーザーに焦点を絞れば、ほかのものはみな後からついてくる
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが1番
- 遅いより早いほうがいい
- ウェブ上の民主主義は機能する
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる
- 世の中にはまだまだ情報があふれている
- 情報のニーズはすべての国境を超える
- スーツがなくても真剣に仕事はできる
- 「すばらしい」では足りない
以上がGoogleが掲げる「10の事実」です。
注目してもらいたいのは、1の「ユーザーに焦点を絞れば、ほかのものはみな後からついてくる」という点です。
Googleはサイト運営者である私たちに対しても「ユーザーを大切にせよ」と提唱しています。
アドセンスで稼ぐためのマインドとは
Googleは広告主を大切にしている
Googleにとって私たち広告掲載者よりも、実際に報酬を支払ってくれる広告主のほうが大切です。
そのため、基本的に広告主に不利益なことを行った場合、必ずと言っていいほどその責任を取らされます。
結果として、広告主に喜ばれるようなサイトのコンテンツを作成することができれば、自然と収益も上がりやすくなります。
Googleアドセンスで稼ぐ上で、常に広告主のことは頭に入れておくとよいでしょう。
短期志向よりも中長期思考が大切
Googleアドセンスで収益を得るためには、地道にコンテンツを作成し、サイトを育てていくことで収益の最大化を図る方法です。
そのため、基本的に1~2か月などの短期間では稼ぐことには向かないでしょう。
仮に短期間で稼げたとしても、一時的に稼ぐことができただけですので、安定してGoogleアドセンスで稼ぐためには中長期的な考え方が必要になります。
裏技はない
Googleアドセンスで稼ぐために、はっきり言って裏技はありません。
たとえ裏技を使用して稼ぐことができたとしても、規制されてしまうかアカウントが閉鎖されてしまうのがオチでしょう。
コツコツと地道にサイトを育てていくことが、Googleアドセンスで稼ぐための一番の近道と言えそうです。
Googleアドセンス合格までの道
それでは、実際にGoogleアドセンスの審査に合格するまでにすべきことについて、順を追って解説していきます。
Googleアドセンスに合格するために行うことは7つの項目で構成され、一つひとつポイントをしっかり押さえていけば、必ず合格することができるでしょう。
Googleアドセンスに合格するために、まずは情報を集めることから始めていきましょう。
ただし、Googleアドセンスは2016年以前の審査基準と2016年以降の審査基準で大きく審査方法が異なっており、サイトやブログによってはいまだに古い情報を掲載しているサイトやブログもあります。
まずは、Googleアドセンスに合格を目指すにあたって、下記に古い情報をまとめてあります。
「0.今と昔で変わったもの」をご確認ください。
0.今と昔で変わったもの
Googleアドセンス自体は非常に古くからありますが、今と昔では審査の方法は時代の流れとともに変化してきています。
- 無料ブログで審査しましょう
- 1次審査が通過できたら、2次審査に臨みます
- 適当な300~500文字の日記で申請しましょう
- 1日10アクセス程度が必要です
これらの情報はすべて古い情報ですので、もしも上記の情報が掲載されているブログやサイトの情報を見つけたとしても、現在は合格できない方法ですので信用しないように注意してください。
無料ブログで審査できなくなった
その昔、Googleアドセンスは無料ブログでも審査に申請することができました。
今では考えられませんが、300~500文字程度の日記を5記事ほど作成して申請するだけで、十分審査に合格することもできたようです。
1次審査や2次審査がなくなった
Googleはある時期から審査に1次審査と2次審査を設けていました。
1次審査は通過しやすかったのですが、2次審査が非常に合格しにくかったため、1次審査は機械でサイトを判別し2次審査は人の目で確認している、と揶揄されていました。
しかし、現在では1次審査や2次審査はなく、1回の審査で合否がわかります。
今後はさらにアドセンスの審査が厳しくなっていくことも考えられるため、再び1次、2次というように審査が分かれる可能性もあるでしょう。
価値ある記事でないと合格できなくなった
Googleアドセンスの審査に合格するということは、Googleからあなたのサイトに対して広告が配信されることになります。
そのため、サイトに訪れてくれるユーザーが「このサイトは役に立つサイトだった」と感じてくれるようなサイトでないと、広告を配信する意味がありません。
価値のある記事にこそ、人は集まりますので、アドセンスの審査に申請するサイトは、客観的に見て有用なサイトである必要があります。
アクセス数が必要なくなった
Googleアドセンスの審査には、ある程度のアクセス数がないと合格しにくい、と言われていました。
しかし、これは私自身が行ったことですのでよくわかりますが、月間のサイトアクセス数が一桁でも十分合格することは可能です。
私がGoogleアドセンスの審査に合格したときのサイトへの1カ月の月間アクセス数は10もありませんでしたが、合格することができました。
そのため、現在の審査ではアクセス数は加味されていないと考えてよいでしょう。
スマートフォンユーザーの増加
昔と比べて、現在はインターネットを目にする機会が格段に増えました。
増えた理由は、スマートフォンが普及したためです。
そのため、サイトに掲載されている広告がクリックされる可能性は、昔と比べて高いといっても過言ではないでしょう。
ユーザーのデータも的確に
Googleは検索エンジンを利用しているユーザーのデータを分析し、もっともクリックしやすい広告をユーザーごとに表示しています。
年がたつにつれて、どんどんデータは正確になっていきますので、昔と比べても確実にクリックしそうな広告を表示させることができるでしょう。
1.情報を集める
古い情報をある程度把握できたら、本格的にアドセンスの審査に合格するための情報を集めることから始めていきましょう。
インターネットで情報を集めていく際に「本当にその情報が正しい情報」かどうかをしっかりと見極める必要があります。
もちろん、当サイトでは常に最新の情報を提供しているつもりです。
ただもしかしたら時代遅れの情報を提供してしまうこともゼロではありません。
必ず提供されている情報が最新の情報で、かつ正しい情報なのかを見極める必要があるでしょう。
Googleアドセンスに関する情報が最新の情報かどうかについては「無料ブログで申請する」「1次審査や2次審査がある」という言葉がないサイトであれば、最新の情報を発信している可能性が高いです。
2.プログラムポリシーを熟読
ある程度最新の情報を集めたら、Googleアドセンスが提供しているプログラムポリシーを確認しましょう。
「プログラムポリシー」と聞くとなんか難しそうなイメージを持つかもしれませんが、わかりやすく言うと「利用規約」です。
普段利用規約を読まない方でも、Googleアドセンスのプログラムポリシーは必ずといっていいほど読むべき項目です。
必ず「プログラムポリシー」を一読してから、Googleアドセンスに申請しましょう。
プログラムポリシーではGoogleアドセンスを掲載するにあたって行ってはいけない禁止事項や広告の配置の方法、さらに禁止コンテンツについて詳しく書かれています。
AdSenseプログラムポリシーとは
あなたは、何か商品やサービスを利用する場合に、利用規約に目を通しますか?
Googleアドセンスを使用する場合に、必ず目を通さないといけないといわれているのが「プログラムポリシー」です。
「利用規約なんて読まないよ」という声が多く聞こえてきそうですが、Googleアドセンスの「プログラムポリシー」には面倒でも一度目を通しましょう。
また、AdSenseプログラムポリシーは必要に応じて変更されることがありますので、定期的に目を通しておくとよいでしょう。
まずはGoogleAdSenseプログラムポリシーの存在意義について考えていきます。
AdSenseプログラムポリシーを読むと、いきなり
Google が許可しないポリシー違反があった場合、Google はサイトへの広告配信を停止したり、AdSense アカウントを無効にしたりする権利をいつでも行使できます。アカウントが無効になると、AdSense プログラムにはご参加いただけなくなります。
と書かれています。
これだけを読むと「すべての権利は私、Googleにあります」と書かれていますが、実際には違います。
プログラムポリシーは基本的に広告を提供する「広告主」を守るために存在しています。
Googleは収益の90%が広告費と言われているほど、広告から収益を得ています。
Googleにとって最も回避するべきことは、広告主が「不利益を被ること」です。
そのため、広告主に不利益をもたらさないようにするため、私たち広告の配信者に対して健全なサイトを運営できるようにルールを設けています。
それがプログラムポリシーです。
AdSenseプログラムポリシーは世界でも最も厳しい基準の上に適用されている、と言われています。
AdSenseプログラムポリシーに沿ってサイト運営をすることができれば、世界でも通用するサイトを運営していることになります。
プログラムポリシーを破らないようにサイトを作るのではなく、プログラムポリシーの中だからこそ、広告主にもユーザーにも好かれるサイトを作成するとよいでしょう。
プログラムポリシーで注意すべきこと
AdSenseプログラムポリシーでは、主に5つのことについてルールを掲げています。
できる限り原文を読まなくてもプログラムポリシーが理解できるように要約したつもりですが、それでも一度原文を読むことをおすすめします。
Googleアドセンスプログラムポリシーの原文はこちら
1.基本的な禁止事項
自分でクリックしてはならない
アドセンスから提供されている広告を、サイト運営者である私たちが自分でクリックすることは禁止されています。
自己クリックとしてGoogleに判定された場合、一発でアカウントが閉鎖されてしまう可能性がありますので、報酬を増やしたいからといって自分でアドセンス広告をクリックすることは絶対にやめましょう。
当然ですが友人や知人にクリックしてもらうことも、広告主の不利益となりますのでNGです。
広告をクリックするように誘導してはならない
まずは下図をご覧ください。
Googleアドセンスの広告の近くに、明らかにクリックを要求しています。
以上のような方法はプログラムポリシーに違反しています。(広告はアドセンス広告っぽく自作しましたが、わかりにくかったらごめんなさい。)
続いてもう一つ例を挙げます。
こちらは記事の続きを読もうとすると、広告に飛ばされてしまうパターンです。
Googleアドセンスに関連性のある記事を書いてアドセンス広告をクリックするために矢印などで誘導することも禁止されています。
画像やテキストにかかわらずアドセンス広告をクリックするように誘導することはすべて禁止しています。
広告とわからないデザインやレイアウトにしてはならない
アドセンス広告の近くには広告と間違えてクリックしてしまうような画像を設置することや、広告を設置しているにもかかわらず、まるで広告とは思えないようなブログのデザインに表現することも禁止されています。
また、アドセンス広告の近くによく似たアフィリエイトバナーなどを設置して、アドセンス広告とアフィリエイトリンクを混同させることも禁止されています。
無意識のうちに設置してしまうこともありますので、気を付けてください。
2.コンテンツに関して
プログラムポリシーでは、アドセンス広告を掲載してはいけないコンテンツをしっかりと明示しています。
禁止コンテンツに関しましては、下記のリンクで解説しておりますので、アドセンスの申請を行う前に、必ず確認するようにしてください。
承認されない理由と再審査までの期間は3.広告の改変や配置に関して
広告を改変することについて
アドセンス広告のコードを変更することは、規定の範囲内であれば認められています。
主に、広告主に対して不利益を与えない範囲であれば、おおむね認められるようです。
広告を配置する場所について
広告を配置する場所に関しては、さまざまな場所に配置して収益の上がりやすい箇所を検証することが望ましい、と明示されています。
しかし、「ポップアップ上」「メール内」「ソフトウェアの内部」などといった不適切な場所で使用することは、プログラムポリシーで禁止されていますので絶対に行わないようにしましょう。
4.サイトの仕様に関して
アドセンス広告を掲載するサイトは、ユーザーが簡単に閲覧することができるサイトでなければならないとされています。
特別な操作を行わないと閲覧できないようなサイトには、アドセンス広告を掲載することが禁じられています。
5.Googleが集める情報に関して
Google の広告サービスの使用にあたって、サイト、アプリ、その他のプロパティでデータの収集、共有、使用が行われる場合は、その旨を明示する必要があります。
Googleはアドセンス広告を通じてユーザーの情報を収集しています、という旨のプライバシーに関する規約(=プライバシーポリシー)をサイト運営者に明示するようにお願いしています。
3.禁止コンテンツについて理解しておこう
Googleアドセンスを使用するにあたって、絶対に避けるべき禁止コンテンツについて理解しておく必要があります。
禁止コンテンツを発信するサイトにGoogleアドセンスを掲載したした場合、ペナルティが課されることがあり、最悪の場合一発でアカウント閉鎖になってしまう場合があります。
アカウント閉鎖になるとGoogleアドセンスが半永久的に使用できなくなってしまいますので、絶対に避けておきたいペナルティです。
禁止コンテンツに関しましては、下記のリンクで解説しております。
Googleアドセンスとは?審査に合格するための手順は4.審査が非承認になる理由を知る
実はGoogleアドセンスの審査に落ちてしまう理由は、ある程度パターン化されています。
よく言われているものだと「日記では合格できない」や「記事数が20以下だと合格できない」などです。
審査で不合格となりやすいサイトの傾向をしっかりと把握しておくことが、Googleアドセンスの審査に合格する第一歩ともいえるでしょう。
5.審査に合格しやすいサイトを作成する
ここからは実際にGoogleアドセンスの審査に合格するために、サイトを作成していきます。
もちろん、自分が作成していきやすいサイトを作成してもいいのですが、Googleアドセンスの審査に一発で合格するためにGoogleアドセンスに好まれるサイトを作成していくことをおすすめします。
もちろん、今現在すでにサイトを作成されている方は作成しているサイトをそのまま使用してもかまいません。
6.実際に申請する
サイトが完成したら、いよいよGoogleアドセンスの審査に申請しましょう。
しっかりと審査に合格するために、努力をしてきたのですから、きっと合格することができます。
しかし、万が一ということもありますので、もしも合格できなかった場合の対処についても考えておいてください。
また、Googleアドセンスの審査は何回でも受けることができますが、回数を追うごとに合格することが難しくなるといわれています。
そのため、できれば「まず合格できるだろう」というレベルまでサイトを完成させたうえで、Googleアドセンスの審査に臨むとよいでしょう。
7.もしも不合格になってしまったら
Googleアドセンスの審査はどうしてもGoogleにゆだねられますので、不合格となってしまうことも少なくありません。
しかし、不合格になったからと言って下を向いている暇はありません。
Googleアドセンスの審査に合格できるよう、サイトを改善する必要があります。
Googleアドセンスの再審査を申請する場合は、再審査に臨む前に確認すべきことで解説しておりますので、下記のリンクをご覧ください。
承認されない理由と再審査までの期間はまとめ
Googleアドセンスは審査も非常に厳しいですが、一度認められれば、他のサイトでGoogleアドセンスを利用することが可能です。現在はすべてのサイトで審査が必要です。
ただし、1度審査に合格したサイトを持っていれば、そのあとに申請するサイトは最初の審査に比べて、かなり合格しやすいようです。
Googleが大切にしていることを知ることで、Googleアドセンスで収益をあげるためのマインドを学ぶことができます。
私たちサイト運営者もまずは「ユーザーを第一」に考え、「広告主に不利益になることはしない」の2つを心がけると、アドセンスで稼ぐ近道となりそうです。
さらっと書いてしまっていますが、実際には「審査に合格しやすいサイトを作成する」という点は非常に頭を悩ませる方が多いのではないでしょうか。
ただ、Googleアドセンスの審査もやはりGoogleの理念である「役に立つものをユーザーに提供する」ことを念頭に置いています。
その上で「広告主が不利益を被らない」「役に立つサイト」であることが認定されれば、審査に合格することはできるでしょう。
AdSenseプログラムポリシーは広告主を守るために設定されていますが、私たち広告配信者にとってもプログラムポリシーの内容をしっかりと守ることで、アカウント閉鎖などにならないようにGoogleから提示してくれています。
現在、どうしてもGoogleアドセンスの審査に合格できない方は、まずは本当にユーザーのために役立つサイトなのかどうかを見直すところから始めましょう。
それでは今回のまとめです。
- Googleアドセンスはクリック課金型とインプレッション型を併せ持つ広告の最高峰
- Googleアドセンスの広告は読者によって変化するので、一度掲載したら後はGoogleにお任せできる
- 一度審査に通過すれば、別のサイトの審査も合格しやすくなるので、まずは1つのサイトで合格を目指そう
- Googleアドセンスで大きく稼ぐには、多大なアクセスが必要になるなど敬遠されやすい理由がある
- Googleアドセンスの審査に合格するために、正しい情報を集めることから始めよう
- 審査の基準は今後もっと厳しくなっていくことが予想される
- プログラムポリシーや禁止コンテンツに抵触するサイトは絶対に合格できないので、しっかりとプログラムポリシーを確認しておこう
- Googleアドセンスのプログラムポリシーは世界一厳しいといわれているので、ほかのサービスを使用する際もアドセンスのプログラムポリシーを参考にすると確実