日本で育てられるナッツについて

どーもなのです!奈波輝磨でございます。

今回は一緒に農場を借りる予定の方が、林業を営んでいる方なので「ナッツを植えられないか」という相談を受けたのでナッツについて調査しています。

ナッツは近年ローカーボとして大人気で、かつダイエット食材としても非常に人気の高いものとなっています。

私自身も非常にナッツ栽培には興味があるので、しっかり調べていきたいと思います!

日本でナッツ栽培は可能か?

「日本でナッツの栽培は可能か?」と聞かれると、はっきりと「はい」と答えられます。

多くの人々が、ナッツは海外でしか育たないと考えているかもしれませんが、実際には日本でも様々な種類のナッツが栽培されています。

例えば、アーモンド、クルミ、ヘーゼルナッツ、カシューナッツ、そしてピーナッツなどがその代表例です。

もちろん、日本の気候や土壌によってナッツの品種や栽培方法は異なりますが、適切な環境と技術があればナッツの栽培は十分に可能です。

ナッツ栽培の始め方としては、まずは栽培する品種を決めることが重要であり、それぞれの品種には耐寒性や育成期間、成長速度などが異なるため、その地域の気候条件に合わせて適切な品種を選ぶ必要があります。

また、ナッツは木で育つため、十分なスペースが必要です。一般的には、根の深さが十分に確保され、直射日光が十分に当たる場所が適しています。また、できれば肥沃で排水の良い土壌が必要です。

ナッツの栽培には手間やとくに非常に長く時間がかかるため、栽培に挑戦する際には十分に計画を立て、しっかりとした知識を身につけなければなりませんが、その手間暇をかけたことによる、収穫できた時の喜びはひとしおです。

さらに、ナッツの栽培は環境にも良い影響を与えることができ、樹木は大気中の二酸化炭素を吸収するため、ナッツの栽培は地球環境を改善するための手段としても注目されています。

とくに近年注目が集まっている「アグロフォレストリー」とは非常に相性が良いので、ナッツの栽培を考えているかたはアグロフォレストリーについても一度調べてみてはいかがでしょうか?

アグロフォレストリーについて

日本で育てられるナッツの種類と特徴

ここからは日本で育てられるナッツの種類や特徴について解説していきます。

ここで解説しているものは、いずれも私、奈波輝磨がアグロフォレストリーを行う際に植えてみたいと考えているものばかりですので、今後はナッツの栽培などを当サイトにて表示する機会もあるかもしれません。

ヘーゼルナッツ(セイヨウハシバミ)

国内で栽培は可能だが、寒冷地のがおすすめとのこと。 量をとるなら異種を混色したほうが良いので、ほかにも育てたほうが良い 長野と山形で生産者による研究会がある 収穫までは3~5年ほど 耐寒性は―10度と最強クラスで非常に育てやすい。

品種は「ロートゼラヌート」「ノッティンガンフルー」「アレアルフォサ」「ハレシェリーゼン」など

項目 内容
収穫までの期間 植樹後3〜5年で初めて収穫可能。収穫可能年数は30〜40年程度。
気候・耐寒性 日本の気候には、特に北海道や東北地方、北陸地方、高山地帯など寒冷地での栽培に適しています。耐寒性があるため、-30℃の低温にも耐えることができます。
土壌 緩やかな斜面、排水の良い土壌が好ましい。過湿にならないように、地面が水はけの良い場所に植えることが重要です。
肥料や水やり 植え付けの時に肥料を与えることが重要。年に1回、肥料を追加すると良いでしょう。成長期の水やりも忘れずに行いましょう。
成木の大きさ 樹高は6〜8m、幹周は20cm程度になります。
注意すべき害虫 ヘッジホッグ、ネズミ、鳥などが果実を食べることがあります。
かかりやすい病気 ヘーゼルナッツでは、真菌性病害の一つである「黒点病」が発生することがあります。
品種 日本では、オーリー、サトウ、ツルギなどが栽培されています。品種によって果実の大きさや収穫時期が異なるので、目的に合わせて選ぶと良いでしょう。

ピーカンナッツ

クルミに似たナッツで、埼玉で大規模に栽培されているようだ。岩手でも農地再生プロジェクトが発足 クルミよりも単価が高く、ヘーゼルナッツ同様に収穫が楽。 こちらも耐寒性は―10度と最強クラスで非常に育てやすい。 ただし、実生苗は実がなるのに6~10年かかるので、接ぎ木を使えとのこと

ピーカンナッツは暑さに強く、耐寒性もあるため、日本の気候に適しています。栽培には深く緩やかで排水性の良い土壌が適しており、肥料や水やりにも注意が必要です。害虫や病気にもかかりやすいため、注意が必要ですが、品種によって収穫時期や風味が異なるため、自分に合った品種を選ぶと良いでしょう。

 

項目 内容
収穫までの期間 樹齢5~10年で収穫可能。
気候・耐寒性 暑さに強く、耐寒性がある。最低気温がマイナス15度まで耐える。
土壌 深く緩やかで排水性の良い土壌が適している。pHは6~7程度が良い。
肥料や水やり 着果期には根元に堆肥や有機肥料を施し、水はけの良い土壌に植えることが肝心。
成木の大きさ 高さ15~25m、幹の直径は40~80cm程度に育つ。
注意すべき害虫 クヌギノミカメムシやヘリオコバチ、カイガラムシなど。
かかりやすい病気 根腐れ、菌核病、葉枯れ病などが発生することがある。
品種 パワーグロー、シャルルトン、ペーパーシェル、デシャネルなどの品種がある。

マカデミアナッツ

最低温度は-3度まで 和歌山県では地植えでも結実だが、日本では鉢植えがおすすめとのこと 一本でも実がなるので、育てやすいが、根域制限をすると株が成熟しやすい 土はブルーベリー専用土がおすすめとのこと

 

項目 内容
収穫までの期間 4~5年
気候・耐寒性 暑さに強く、冬の最低気温が摂氏-5度程度までなら耐えられる。
土壌 中性からやや酸性の土壌。排水のよい土壌が好ましい。
肥料や水やり 植え付け後2〜3年間は成長が遅いため、樹勢が弱い場合は追肥や水やりが必要。成長期には窒素肥料を、開花期にはリン酸肥料を与える。
成木の大きさ 高さ1015m、幅610m程度に成長する。
注意すべき害虫 マカデミアナッツバッタ、マカデミアナッツカイガラムシ、マカデミアナッツハダニなどが発生することがある。
かかりやすい病気 枯れ萎縮病、アルタニア病、サボテンカビ病などが発生することがある。
品種 ハワイアン、バウンティ、マラマラ、キノコノホノボノなど。

アーモンド

国内への食品輸入が危険とされているので、需要はあるかも(ビターのみ) 普通のアーモンドは食べられる こちらも自身で受粉できないので、量をとるなら異種を混色したほうが良いので、ほかにも育てたほうが良い 日本では「ダベイ」がおすすめで、雨に強い 耐寒性は-7度まで耐えられるが、霜にあたると弱るので注意が必要

項目 内容
収穫までの期間 3年~5年
気候・耐寒性 温暖な気候を好み、夏は高温・乾燥に強い。耐寒性があるが、霜には弱い。
土壌 砂質の土壌が適しており、排水性がよく、pH値は5.5~7が望ましい。
肥料や水やり 植樹後2~3年は、年1回の施肥が必要。水やりは、開花期や結実期に必要。
成木の大きさ 高さ6m~9m程度、幅3m~4m程度。
注意すべき害虫 アブラムシ、ハダニ、ハムシ、クワガタムシ、アザミウマなど。
かかりやすい病気 濃霧病、細菌性黒斑病、モザイク病、炭疽病、腐敗病など。
品種 ノンパレル、カリフォルニア、マリコパ、トリトンなど。

クルミ

マイナス30℃近くでも耐える耐寒性 くるみの栽培は、年間を通して日当たりがよく、涼しい場所が育ちやすいです。観賞用として屋内で育てたい場合は、寒暖差が大きいと木の成長によいといわれているので朝・夜は屋外、昼は室内など環境を変えてみてはいかがでしょうか。 地植えの栽培では夏の直射日光を避けるのはもちろんのこと、冬は芽が霜焼けしないように気をつけましょう。寒さに強いからといって雪などがついたままほうっておくと、芽の成長を妨げる原因にもなりますので注意が必要です。

2類の木を植える必要がある

くるみは1本の木に雄花・雌花が咲きますが、それぞれ開花のタイミングが違うので、1種類のみで育てても実がつきにくいのです。そのため、雄花が先に咲く品種と雌花が先に咲く品種を一緒に植えることで、実がつきやすくなるといわれています。 くるみには他感作用といって、くるみの木から発する化学物質(ユグロン)が他の植物の成長を妨げてしまうおそれがあるのです。これは昆虫にも影響があり、くるみの木には昆虫が寄りつかないともいわれているのです。他の植物と一緒にくるみを育てる方は、他感作用に注意しましょう。

落ち葉を腐葉土に入れないほうがいいという点。11月になると、毎日のようにバサバサと音を立てて大きな葉が落ちてくる。写真をご覧いただければわかるが、その量がとにかく半端ない。これを集めて腐葉土にできないとなると、つらい。しかもそのまま放置した落ち葉も、他の植物への悪影響を与えることがあるなら、面倒でも拾い集めて捨てたくなるではないか。また、クルミの大きな葉が落ちて重なると、ユグロンだけでなく光を遮ることによって、下敷きになった植物に悪影響が出る可能性もありそう。

項目 内容
収穫までの期間 4~6年程度
気候・耐寒性 温暖な地域から寒冷な地域まで、比較的広い気候帯に適応
土壌 中性からややアルカリ性の土壌、深く、良く水を保持する土壌が適している
肥料や水やり 植え付け後、数週間ごとに肥料を施す。成長が早くなる時期に水を与える
成木の大きさ 幹が太く高さ10~20mに育つ。
注意すべき害虫 ムラサキハンミョウ、ネコジャラミ
かかりやすい病気 クルミ黒斑病、クルミ穴あけ病
品種 遅生(ながせ)種、早生(わせ)種、中生(ちゅうせい)種などがある。

シナモン

冬でも最低でも5℃、できれば10℃前後の気温を保てるようにしましょう。

霜の心配のない暖地では露地植えで育てることもできますが、一般の平地では鉢植えで育てて、冬は屋内に移動させるようにしたほうが無難です。 屋内に取り込んだ場合もできるだけ日中は日のよくあたる場所で育てるようにしましょう。

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