どーもなのです!堕落ニト(@neeeet_dollar)でございます!
早速ですが、今回紹介する書籍はこちら!
『学びを結果に変えるアウトプット大全』です。
- そもそもアウトプットとはなにかよくわからない人
- アウトプットの重要性について知りたい人
- どうやってアウトプットすると効率がいいのか知りたい人
学びを結果に変えるアウトプット大全
学びを結果に変えるアウトプット大全は精神科医の樺澤紫苑氏によって書かれた本で、対になる本として『学び効率が最大化するインプット大全』という本が同時に刊行されました。
ただ、奈波はインプットよりもアウトプットが苦手だったため、アウトプットの本のみを購入し、今回内容の要約や感想を発信しております。
著者である樺澤紫苑氏はメルマガの発行を毎日13年間、Facebookの毎日更新を8年間、Youtubeの毎日更新を5年間、毎日3時間以上の執筆活動を11年など継続的にアウトプットを行うプロ、といっても過言ではありません。
この本ではそんなアウトプットのプロが、科学的なデータをもとにアウトプットを行うコツを80個の視点から解説してくれます。
目次に書かれていること
『学びを結果に変えるアウトプット大全』に書かれている目次は以下の通りです。
- CHAPTER1:アウトプットの基本法則
- CHAPTER2:科学に裏付けられた伝わる話し方
- CHAPTER3:能力を最大限に引き出す書き方
- CHAPTER4:圧倒的に結果を出す人の行動力
- CHAPTER5:アウトプット力を高める7つのトレーニング
精神科医の方が著者なだけあって、多くの例で上がっているものは大学の研究結果や古くから有名な人間心理などを活用して解説してくれているので、著者本人の経験談などよりもさらに具体的な数値としてデータを示してくれているため、信用性・信ぴょう性はかなり高い本となっています。
ページを開くと「科学的に自己成長を加速」と書いてある通り、データに則った科学的なアプローチを行う本といえるでしょう。
そのため、数字や○○大学の研究によると~という文脈が多く登場します。精読する際には「へぇ~」や「そんなデータもあるんだ」と楽しみながら読んでいくと読みやすいでしょう。
アウトプットと何ぞや
皆さんはアウトプットできていますか?
このような質問をすると、多くの方ができていないと答えるのではないでしょうか。
では「アウトプット」と聞くと何をイメージしますか?
人に教えること?書いて覚えること?それとも何か行動すること?
上記はすべてアウトプットですが、この本ではアウトプットとは明確に一言で「運動である」と示しています。
つまり、話すことも書くことも行動することもすべてアウトプットであり、反対に暗記や考えることはインプットとなります。
そのため、まずはアウトプットを行う前に、アウトプットはどのように行うと効果的に行うことができるのか、を知っておく必要があります。
以下はアウトプットを行う際の基本的な法則ともいえる4つのルールです。アウトプットを行う場合は必ずこの4つの法則を頭に置いたうえで行ってください。
- 基本法則1:2週間で3回使った情報は脳に長期的に記憶されやすい
- 基本法則2:アウトプットを行う前には必ずインプットを行い、インプットとアウトプットはセットで行う
- 基本法則3:インプットとアウトプットの割合はインプット3:アウトプット7で行う
- 基本法則4:アウトプットを行って終わりではなく、フィードバックで反省まで行う
このことからもわかる通り、何かを学ぶ時には「インプット」→「アウトプット」→「フィードバック」の手順で進めていく必要があります。
例えば、漢字の勉強を行う場合であれば、まず漢字を知る・覚える(インプット)→覚えた漢字を何回も書く(アウトプット)→漢字のテストで覚えているか確認(フィードバック)となります。
小学生の時に何回も漢字を書かされた経験があると思いますが、あれは無意味に行っていたのではなく、アウトプットを強制的にさせられていたのです。しかし、あの時何回も書いた漢字は今でも覚えているのではないでしょうか?年齢が経つにつれて、あのときの行動は無意味ではないと気づかされます。
実は奈波が現在このように読破した本の紹介もアウトプットです。ブログなどで人に伝えるために文章を考えながら本を読み進めているので、最高のアウトプット環境ともいえるでしょう。
アウトプットのやり方
実はアウトプットは大きく分けて「話す」か「書く」かの2種類に分かれます。
もちろん、スポーツなどで本で学んでそのまま実践というパターンもありますが、インプットから即行動はなかなか難しいです。
ですので、インプットした情報をまずはアウトプットで自分の中にしっかりと落とし込んで定着させる。そのあとで実際に行動して検証する、という方法がおすすめです。
そして、覚えておきたいのが「話す」よりも「書く」ことのほうが圧倒的に成長できるという点です。
さらに、現在の奈波のようにタイピングで入力するよりも「手書き」のほうが定着率は良いとの研究データもあります。
なので、アウトプットするなら手書きで書くことがとてもおすすめなのですが、もちろんアウトプットの先にある、実際に行動までしなければなりません。
例えば、パソコンについて勉強した人が、ノートに勉強した内容をまとめるよりも、パソコンが詳しくない人に対して自分が得た知識を教えることの方が、どちらもアウトプットはしていますが、自己の成長という点では教えることの方がはるかに効果的です。
ですので、本などを読んで知識を吸収(インプット)したら、ノートやパソコンで吸収した知識を自分なりにまとめて自分の中に落とし込み(アウトプット)、そのうえで人に教えると「自己成長」につながります。
そして、アウトプットをするときには以下の5つのステップで進めていくと、継続してアウトプットができます。
- 今日やることだけ考える
- 楽しみながら実行する
- 目標を細分化する
- 結果を記録する
- ご褒美を用意する
例えば、奈波の読書記録の例でいくと、以下の通りです。
- 今日はこの本について紹介する
- 本をよんで、自分なりに本の内容を抽出する
- 自分にとって面白い本は読んだ日にそのまま書き上げる。面白くなかったら次の日に書く
- 読んだ内容をさらに編集してブログに書き込む
- 積読本が少しづつ減り、次はどんな本を読もうか考える。さらに部屋も片付く
これで収入が増える、とかが加算されるとさらにご褒美としては強くなるとは思いますが、奈波は性格診断などで学習欲が高いことが分かっているので十分ご褒美となっています(と自分で納得するように言い聞かせています)。
ご褒美はおいしいモノを食べる、とかゲームを1時間遊ぶとか、自分にとって楽しいと感じることであれば十分だと思います。
アウトプットを練習しよう
では、実際にどのようにしたらアウトプットができるのか。この本では7つのトレーニングを提唱してくれています。
- 日記を書く
- 健康について記録
- 読書感想を書く
- 情報発信する
- SNSに書く
- ブログを書く
- 趣味について書く
いずれも書くことに特化しているといっても過言ではありません。
それだけ、話すことよりも書くことの方がアウトプットとして効果があるということです。
また、ビジネスにおいての成功とは「継続すること」と著者である樺澤紫苑氏は本の中で話しており、いずれも継続しやすいトレーニング内容となっています。
はい。そうですね。
ここまで読んで、インプットまではできるけど、そもそもアウトプットをするための「やる気が出ない」というそこのあなた!
この本ではちゃんとアウトプットがなかなか始められない方に対しても、始め方を提案してくれています。
それは「机の前に5分だけ座る」ことです。
人間というのは不思議ですが、嫌なことでも始めてしまうと続けることができるとの科学的な検証結果があるそうです。
ですので、アウトプットをするためのやる気が起きないという方は、まずは何もしなくていいので机の前で5分だけ座ってみてください。何もしなくていいといわれると何かしたくなるのが人間です。
また、机の前に座りたくない、という人もいるでしょう。
そんな人は座りたくなる椅子を買ってください。これは奈波の実体験ですが、この度普通の椅子からゲーミングチェアに変えてみたところ、座りたくてしょうがないくらい座り心地が良いです(笑)。
机の前で椅子に座る時間はデスクワークを行う方にとって非常に重要ですので、少々値段は張りますが、ゲーミングチェアに変えてみるのもよいでしょう。
ちなみに私は以下のゲーミングチェアを購入しました。
特に刺さった一文
「現実世界」は、アウトプットでしか変わらない
実は、この文章は本文には含まれておらず、表表紙の折り込み部分に書かれている文言です。この本を購入した決め手、でもあります。
わたくし奈波はとってもアウトプットが苦手で、苦手意識をもっていました。
さらに言うと、アウトプットが大切なのは頭ではわかっていたのですが、どうしてもアウトプットをするやる気が起きなかったのです。
そんな自分を変えようと思って購入したのがこの本です。
読書後の行動は?
本の内容を要約・感想をブログにて発信する現在のスタイルにたどり着く。
これまでは自分のメモだけで完結していたが、ブログで発信するとなるともう少し丁寧に読み込む必要ができてきたので、詳しく深堀して、とくに本に書かれている本質の部分を見極めるように読書するようになった。
この本のおすすめ度
堕落ニト(@neeeet_dollar)的には「★★★★★」ととてもオススメの一冊!
まとめ
『学びを結果に変えるアウトプット大全』について紹介してきました。
この本は実際に読んでみて、アウトプットの重要性を科学的なデータで示してくれるこの本は奈波との相性も良かったように感じますし、また、資格試験の時は過去問を徹底的に解く、という奈波の勉強法が「理にかなっている」ということを教えてくれた本とも言えます。
アウトプットの重要性が頭ではわかっているけど始められていない、という方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。