どーもなのです!水咲七海でございます!
突然ですが、朝「キミの年収は来月から10倍アップね!」と言われたらどうでしょうか?
うれしいを通り越して、ちょっとおかしいと思う人が多いのではないでしょうか。
今回は年収を10倍にアップさせるための勉強法について書かれた本の紹介です。
無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法
無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法は経済評論家の勝間和代氏によって書かれた本です。
この本はシリーズ化されており、この本以外にも『効率が10倍アップする新・知的生産術』や『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』が刊行されています。
ちなみにですが、すべて読破済みです。その中でも、特にお勧めできるのが無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法となっています。
2007年と少々古い本のため、効率的に時間を使う方法にはCDプレイヤーなどが紹介されていますが、ツールはアップグレードしていきますのでこちらでアップデートしておきましょう。
目次
『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』に書かれている目次は以下の通りです。
- 年収10倍アップ勉強法 基礎編
- なぜ勉強するのか
- なぜ勉強が続かないのか
- まずは道具をそろえよう
- 勉強の基本的なコツを知る
- 目でする勉強
- 耳でする勉強
- 目と耳でする勉強
- 学校に行ってみる
- 基礎編のまとめ
- 年収10倍アップ勉強法 実践編
- 何を勉強すればいいのか
- 英語
- 会計
- IT
- 経済
- 転職
- 資産運用
- さぁ、スケジュール帳に予定を入れましょう
大まかに年収10倍アップ勉強法について基礎編と実践編に分かれています。
基礎編で年収を10倍にアップさせる勉強法を頭の中で理解して、実践編で実際にはどのように活動していくのかを考えていきます。
真似ることの大切さ
年収10倍アップ勉強法では「基礎学習」をしっかりやることが大切と書かれており、あらゆる学問においての基礎部分をしっかりと身につけることが応用につながると勝間和代氏は言っている。
しかし、これは読んでみて感じたことだが、一般人である我々はそもそも勉強する前から何が基礎的な部分で、どこが応用的な部分なのかを見抜くこと自体、そもそも難しいと感じている。
ただ、これについてはしっかりと解決方法が書かれており、その方法は勉強しようとしている内容について「プロから勉強方法を学ぶとよい」と書かれている。
なるほど、プロから学べばどこが基礎的な部分でどこが応用的な部分なのかは一目瞭然である。しかし、ここでもこの本はさらに難しいことが書かれている。「直接学ぶのが好ましい」と。
この本が書かれたのは2007年と古いので、インターネットが発達した現代においては、自宅にいながらでも学ぶことができる勉強は多いため、この部分に関してはオンラインスクールでも十分なのではないか、と感じた。
だからこそ、本当にしっかりと学びたいのであれば「しっかりとお金を使って勉強すべき」という文面につながってくる。
また、学ぶ上で「真似る」ことは非常に大切で、必ず実践すべきと書かれている。
特に、学びを始める際に多くの人が行う「本や教材を購入すること」や「専門学校に通うこと」は非常に否定的で、まずは「人に聞く」ことが第一だと書かれている。もちろん、これはインターネットでも可能なので、どのような勉強をして、どう失敗してどう成功したのかがわかっていれば、成功に近い道をたどりやすくなる。
つまり、勉強方法から真似ろ、ということである。
収入アップの武器「英語」と「簿記」
英語ができると、仕事の幅が日本だけでなくなるので、一気に世界規模になります。
そのため、英語ができるようになった瞬間に、一気に収入を得られる可能性が増える、という言い方が正しいかと思います。
この本で言われている英語のレベルはTOEIC「860点」。
しかし、この本では英語の勉強方法について、実際に著者である勝間和代氏が英語を身に着けるために行った方法が詳しく書かれているため、本書と英語は切っても切り離せない関係にあるといえるでしょう。
インターネットが普及した現在でも、まだあまり日本では浸透していないオーディオブックを使った方法で、耳から勉強することが、英語を勉強するコツだとも書かれています。
また、もう一つ重要なのが「簿記(会計学)」です。
簡単な簿記の練習として、家計簿を複式簿記でつけてみるところから始めるとよいそうです。
帳簿をつけることで、簿記の練習にもなるし、コストがいくらかかっているのかを体感的に身につけることができるそうです。
また、会計学は英語よりも学習するハードルが低い点も魅力の一つで、学習にかかるコストは圧倒的に低いです。
さらに会計学を勉強する場合には一緒に資産の運用などのお金についても一緒に学ぶと、さらなる収入のアップが見込めるといえるでしょう。
ただし、簿記については著者本人の専門分野であるため、専門外である自分からすると少し誇張気味のところもあるかもしれない、と感じました。
社会人として重要なスキルであることは間違いありませんが、本当に必須のスキルであれば、学校の勉強として組み込まれていてもおかしくないためです。
そのため、簿記は必要であれば勉強する程度で十分かと思われます。
特に刺さった一言
『そもそも人間の仕組みが、なかなか成果の現れないものよりも目の前に迫る緊急なことを優先する様にできている』との一文。
本記事の要約では触れていないが、年収10倍アップ勉強法では「習慣化させることの重要性」についても触れられている。
そもそも人間は、すぐに結果が出ないであろうことについて、どうしても後回しにしがちであることが、仕組みとしてできていることを理解しているかどうかだけでも、今後の勉強方法に大きな違いが出てくると感じる一文である。
なので、習慣化させることで、なかなか成果が出ないものに対しても、継続的に行うことができるようには、いかに習慣化が勉強する上で大切なのかを説いている。
読書後の行動は
プログラミングを学んでいたが、HTMLとCSS以外は職業訓練にて身に着けようと思ったがどうしても身につけることができなかった。
それは、なかなか真似ることに気が進まなかったからだ。
そのため、プログラミングを学ぶ際に、参考となるコードを積極的にまねするようになったことで、プログラミングの本を購入する基準がだいぶ変わったことが大きなことだといえる。
まとめ
『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』について要約してきました。
やはり、この本で重要なのは「やみくもに勉強をするのではなく、必ず勉強の仕方から考えるべし」というタイトルどおりの「勉強法」について書かれた本です。
とくに、勉強をする上で真似ることは大切だと書かれているので、何事も真似ることから始めると勉強しやすいかもしれません。
いま、何かを学ぼうとしているものの、どうやって学んでいけばいいのかわからない方には非常におすすめの一冊となっています。