どーもなのです!堕落ニト(@neeeet_dollar)でございます!
早速ですが、今回紹介する書籍はこちら!
『読みたいこと、を書けばいい。』です。
- 文章を書きたいけど、何を書いたらいいのかわからない方
- 文章を書くために、どんなことを考えたらいいのか知りたい方
読みたいこと、を書けばいい。
読みたいことを書けばいいは電通でコピーライターとして20年近く働いていた田中泰延氏による本の書き方の指南書のようなものです。
指南書、と書いたのはこの本は文章を書くためのテクニックなどは書かれていない、と書いてあり、文章術ではないとでかでかと冒頭に書かれているからです。
まず、この「読みたいこと、を書けばいい。」は非常に読み手を笑わせに来ます。
それから、必ず最初の序章を読むことをオススメします。インパクトがありすぎて頭から離れないこと間違いないでしょう。
本当に著者が面白がりながら書いた本、それがこの「読みたいこと、を書けばいい。」なのではないでしょうか。
目次に書かれていること
『読みたいこと、を書けばいい。』に書かれている目次は以下の通りです。
- 1章:何を書くのか
- 2章:誰に書くのか
- 3章:どう書くのか
- 4章:なぜ書くのか
この『読みたいこと、を書けばいい。』は大見出しである「章」の間に「コラム」が書かれています。
本音をはなすと、この「コラム」の部分こそ本編となっているほど真面目に文章術のことが書かれています。
そのため、一刻も早く文章術について学びたい!という方はこの「コラム」だけを先に漁って読むことおすすめします。
自分が面白い文章を書こう!
この本が一貫して伝えたいこと、それは「自分が面白いと思う文章を書こう!」ということです。
考えてみれば当たり前で、何時間もかけてつらい思いをしながら書いた報告書が面白いわけがありません。
自分が面白い、と思えない文章は人が読んで面白いわけがない、と至極当たり前のことを伝えてくれています。
著者は電通で20年もコピーライターとして仕事をしていたのにも関わらず、文章を書くことが非常に嫌いなのだそうです。
文章を書け、と命令されない限り書きたくない、と本の中で明かしているほど書くことが嫌いだそうです。
しかし、この『読みたいこと、を書けばいい。』は発刊されています。それはひとえに「自分が読みたいことを書けば、自分が楽しいから」ということにほかなりません。
シンプルに言うと、自分が楽しんで書いた文章こそが、価値があれば人に読まれるし、価値がなければ人には読まれない、ということです。
心象と事象
あなたに質問をします。「随筆」という意味を説明してください。
・・・
随筆と聞くと「筆の赴くまま書かれた文章」という回答をすると、非常に正解に聞こえます。
ですが、残念ながら随筆とはこのような意味ではないそうです。
この本では文章と文書、そして随筆について解説をしてくれています。いわく、著者はネットに書かれている文章の9割は「随筆」である、と断言しています。
では著者の考える「随筆」とはどのような意味なのか。それは以下の通りです。
随筆とは、事象と心象が交わるところに生まれる文章のこと、だそうです。
ここでよくわからないワードが2つも出てきましたね。事象と心象です。
- 事象とは:自分の経験や体験など。事象を中心に記述されたものは「報道」や「ルポタージュ」
- 心象とは:経験によって心が動いたこと。心象を中心に記述されたものは「小説」や「フィクション」
つまり、本を読んだことで生まれた感想は「随筆」です。筆者である奈波のこの文章も随筆になっているというわけです。
特に刺さった一文
序章の文章がインパクトがありすぎて、それを選びたいのですが、ネタバレになってしまうのでここには書くことができません。
おそらく、多くの人がこの本を読んだ後に「ゴリラの本」という感想を持つことになるでしょう。
読書後の行動は?
現在行っている、書評は自身がアウトプットを行う場所として行っていますが、多少なりとも読み手が楽しく読めるように文章をすこしずつでもポップにしていく予定です。
ただし、残念ながら奈波のユーモアはお察しの通りですので、期待せずに生暖かい目で見てもらえると幸いです。
この本のおすすめ度
堕落ニト(@neeeet_dollar)的には「★★★★」と1度は読んでみると面白い一冊!
まとめ
『読みたいことを書けばいい』について紹介してきました。
多くの個所でクスっと笑える文章になっているので、普段あまり本を読まない人にも薦めやすい本といえるでしょう。
というよりも、参考になる部分は本当にコラムの部分であり、コラムの部分を破いてスクラップブックみたいにした方がいいくらいです。と本の中で書かれています。
それくらいこの本は、読み手を楽しませることに特化した本なので、オススメはできますが何か残っている部分はありますか?と聞かれるともう少し自分が楽しみながらアウトプットをしてもいいんじゃないかな、と考える程度です。
著者としてはそれが狙いなような気もするので、奈波もまんまと術中にはまっているのでしょう。そう思う方が奈波が幸せです。
と、このようにちょっと変わった文章を書くための本を読んでみたいという方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。