どーもなのです!堕落ニト(@neeeet_dollar)でございます!
早速ですが、今回紹介する書籍はこちら!
『99%の人がしていない1%のメンタルのコツ』です。
- 「食べる」「寝る」「生活する」ことができる普通のメンタル状態の人
99%の人がしていない1%のメンタルのコツ
99%の人がしていない1%のメンタルのコツは河野英太郎氏と元シンクロナイズドスイミングの日本代表でもあった田中ウルヴェ京氏の共著による本です。
まず伝えておきたいのは、メンタルが弱い方や今メンタル的に落ち込んでいる、という方に向けて書かれた本ではありません。
すでにメンタルがある程度普通の状態の人が、さらに自分の能力を最大限引き出すための自己管理の方法、それがメンタルマネジメントであり、この本のメインテーマとなっています。
本の中でも書かれていますが、「普通」の状態とは「食べる」「寝る」「生活する」ことができる状態です。
ですので、今「食欲がわかない」「夜眠れない」「社会生活を送れない」という方はこの本は早急に閉じて、今すぐ病院に行きましょう。
目次に書かれていること
『99%の人がしていない1%のメンタルのコツ』に書かれている目次は以下の通りです。
- PART1 メンタルのコツ編
- CHAPTER1 セルフウェアネス
- CHAPTER2 目標設定のコツ
- CHAPTER3 リラックスのコツ
- CHAPTER4 集中力のコツ
- CHAPTER5 イメージのコツ
- CHAPTER6 セルフトーク
- CHAPTER7 理想のパフォーマンスを生み出すメンタルのコツ
- CHAPTER8 感情をコントロールするコツ
- PART2 メンタルマネジメントとは
メンタルのコツについて68個のコツが書かれており、見開き1ぺージでコツが1つ書かれているので読みやすい構成となっています。
コツの中には全く刺さらないものもありますが、人によって考え方が違うため、それでもいいそうです。
ワクワク、刺さる部分から読んでいってください!と書かれているので、気軽に読んでみてもらいたい一冊となっています。
自分を知ることから始める
まずは、メンタルトレーニングを行う上で初めに行うのがこの「自分を知る」こと。
セルフウェアネスは「自分自身に気づく」という意味で、このセルフウェアネスを高めることこそ自分の実力を発揮できる方法を自分で知ることにつながります。
セルフウェアネスを行う上で大事なのは、しっかりと自分と向き合って、自分の考え方や思考、行動に気づくことであり、この気づきにはポジティブもネガティブもどちらも大切である、と書かれています。
昨今ではポジティブ・シンキングが非常に取りざたされていますが、この本ではネガティブこそが物事が進む原動力であり、ネガティブな自分や感情になることも必要で自分を許そう、とネガティブの大切さについて説いています。
メンタルマネジメントしよう
それでは実際にメンタルをマネジメントするには何をすればよいのか。
まずは目標の設定です。
「目標を設定しましょう」という言葉はビジネス本や自己啓発本を読んでいると耳にタコができるほどよく目にしますが、この本では目標を設定する方法として「マンダラート」を推奨しています。
マンダラートはあの大谷翔平選手も高校時代に作成したことで有名な目標を設定するための地図のようなものです。
マンダラートに関しましては専用のアプリも開発されているので、使ってみたい方はアプリをオススメします。
目標を設定できたら、続いて目標を達成するためのプロセスを「習慣化」することが必要と書かれており、ここでも習慣化の重要性について解説があります。
続いて、メンタルを管理するコツとして挙げられているのが「リラックス」と「集中」です。
リラックスについては本の中では10個ほど提案してくれていますが、奈波がダントツでおすすめするのが「瞑想」と「昼寝」です。
奈波は1日の終わりの寝る前に15分の瞑想の時間を取っています。
瞑想することで、イライラしていてもスッと眠れるようになります。
集中については、まずは自分がうまく集中できたときのことを思い出すところから始めます。
そして、うまく集中できたときに集中するためにどのようなことを行ったのかを思い出してみましょう。
うまく集中できたときには必ず理由があり、その理由をルーティン化することで集中しやすくなります。
自分をコントロールするために
自分をコントロールするするには、自分の実況中継が有効です。
自分の実況中継とは、自分で自分が今陥っている状況などを自分で俯瞰して考えることができるため、結局自分の性格や思考、行動について最も知っているのは自分なので、自分で解決することができるそうです。
「自分」という言葉でゲシュタルト崩壊しそうですね。
結局のところ、自分を客観的に見ることができれば、自己解決できますよ、ということです。
また、気持ちが落ち込んだ時は落ち込むことをプラスとして考えましょう。
スポーツ選手が大きなけがをした後に、ケガする前よりいい成績を残すことはよくある話しだと思いますが、ケガという大きなマイナスによって考える時間ができるため、逆にプラスになった、といういい例なのではないでしょうか。
自分をコントロールするものに、イライラや焦りの感情もあります。
イライラや焦りなどは言語化するとよいと書かれています。
ただし、「あーっ!」とか「このー!」という感情の爆発ではなく、「今自分は○○の理由でイライラしています」という具合で冷静に言語化しましょう。
冷静に言語化すると、なぜイライラしているのかを自分で見つめなおすことができ、その多くの理由は「(将来の)なんとなくの不安」から来るとのことです。
この「なんとなくの不安」を解消できればイライラや焦りは自然となくなっていくでしょう。
特に刺さった一文
メンタルトレーニングに薄っぺらさを感じてしまった
これは、田中ウルヴェ京氏がメンタルトレーニングを受けたときに感じた想いを、当時のメンタルの専門家に伝えたところ、「考えすぎると鬱になる」と言われたために感じた一文です。
実力を発揮するには心理、戦術、技術、体が一体であり、さらにそこに土台として哲学が必要であると考えている田中ウルヴェ京氏を体現しているといってもいいでしょう。
この考え方は非常に的を得ているなぁ、と感じたため刺さった一文にあげましたが、正直この内容では何が奈波に刺さったのかよくわからないと思います。
とにかく刺さったのです。気になる方は、本を読んでみてくださいね。
読書後の行動は?
ブログにてアウトプットを行いました。
この本のおすすめ度
堕落ニト(@neeeet_dollar)的には「★★★★」とビジネスにおけるメンタルの使い方を学びたい方にはおすすめです。
まとめ
『99%の人がしていない1%のメンタルのコツ』について紹介してきました。
河野英太郎氏の前著『99%の人がしていない1%の仕事のコツ』よりもかなり読み応えのある本となっています。
メンタルについて、読みやすい本を探している方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。