『最強の独学術』の内容と感想

どーもなのです!堕落ニト(@neeeet_dollar)でございます!

早速ですが、今回紹介する書籍はこちら!

『最強の独学術』です。

こんな人におすすめ!
  • 独学で勉強をしたい人
  • 塾やスクールなどにお金をかけたくない人

最強の独学術

最強の独学術は東京大学からハーバード大学院を経て、世界各国を訪問して各国を支援しているNGOに勤めていた本山勝寛氏によって書かれた本です。

この本ではタイトルの通り、「独学術」について学べる本となっておりますが、例えば数学の勉強はこのような手順がおすすめ!といったピンポイントの勉強法ではなく、すべての勉強する場合に活用できる、いわば「独学をするための基礎」を学べる本となっています。

非常に読みやすい本となっているため、普段からあまり本を読まない方でも読みやすいと思われます。理由としては、この本は3部構成になっているため、1部ごとに分けて読み進めることができるためです。

奈波も独学で多くの資格を勉強してきましたが、この本は独学のやり方を解説してくれているので「なるほど!」と勉強になった部分も多いです。

目次に書かれていること

『最強の独学術』に書かれている目次は以下の通りです。

  • プロローグ
  • Part0:独学が最強である理由
  • Part1:独学1.0
  • Part2:独学2.0
  • Part3:独学3.0
  • エピローグ

この本は冒頭にも書いた通り3部構成となっています。

特に、Part1:独学1.0は受験を控えている学生だけでなく、資格試験がある社会人にもぜひとも読んでいただきたい部分となっており、むしろ、このPart1:独学1.0の部分を読むだけでも十分なぐらい、この部分に価値があるといってもよいでしょう。

Part2やPart3についてはこのPart1ありきの上で行っていく独学なので、まずはこのPart1をしっかりと自分の中に落とし込む必要があるといえそうです。

独学1.0

独学1.0では主に目標を達成するために、短期集中で行う独学術について解説されています。

要約すると以下の通りです。

  1. 目標を設定し、常に見える位置に貼り出した上で公言する
  2. 目標を達成したことがある人の事例や合格体験を徹底的に読み込む
  3. 目標を達成する期日をしっかりと決め、手帳に記入する
  4. 期日を決めたら目標を達成するために逆算して週の目標や今日の目標を決定する

ここまで徹底することで、実際に目標を達成した時のイメージを具現化することができるので、「目標を達成するぞ!」という決意が高まるそうです。

奈波もこの2番の「合格体験記を読み込む」ことはやっていなかったので、今度資格などを取得する際には取り入れてみよう、と思っています。

さて、ここからは実際に独学で学んでいく際の実践的な手順について紹介していきます。

  1. 独学を3日坊主で終わらせないためには習慣化が必要である
  2. 独学は必ず「得意な分野」から始める
  3. 独学を進める上で大切なのは「ちょうど良いハードル」を設定すること
  4. ハードルを設定した上で「やらないこと」もきっぱり決めておく
  5. スキマ時間を活用して、独学を効率的にするルーティンを生み出す
  6. 自分のスタイルが確立できてから初めて苦手な分野を戦略的に取り組む
  7. 目標が達成できなかった場合は感謝。そして失敗の理由を徹底的に自己分析する

独学の実践方法については非常にタフだと感じます。

ただし、この独学術のすごいところはしっかりとルーティン化(=習慣化)されているので、どのような資格や勉強においても使い回しができるという点にあるでしょう。

一度独学するルーティンが身についてしまえば、すでに勉強する時間は確保されておりますので、どのような資格や教科を勉強する際にも応用が可能です。

特に、この本では日本人が苦手としている「英語」といった語学の習得にも利用できることが強調されております。

英単語の暗記に苦労した経験はありませんか?

この本では一ヶ月で4000個の英単語を覚えた方法も記載されており、とにかく繰り返し見て、発音して、五感で覚えることが大切である、と著者は解説しています。

エビングハウスの忘却曲線という、いつ復習すると効率よく記憶できるかについて解説した超有名な学説がありますが、この本でも「何回も復習することが大切」と書かれています。

つまりインプットだけでなくアウトプットも行うことでしっかりと身につけることができる、ということです。

独学2.0

独学2.0では主に人生の幅と世界を広げるために行う独学術となっています。

IT技術が進化した現代では、インターネットを用いることで昔とは比べ物にならないほど安く勉強することができるようになりました。

特にYouTubeは語学や歴史を学ぶには最適で、自分の人生の幅を広げるために活用することができます。

さらに、ブログやSNSなどを活用して読んだ本の書評を発信することでアウトプットすると、人とのつながりを持つことができる可能性もあるので、積極的に行うことが推奨されています。

つまり、独学2.0では自分自身の知識のレベルを上げるために行う独学術となっており、独学1.0の時の習慣化が非常に大切になってくると言えます。

そのため、本の中でも独学1.0を身につけることは最重要となっており、あくまで1.0という目標を達成するための独学術を身につけた上で、この独学2.0を行うことが重要であると書かれています。

独学3.0

独学3.0では主に、どんな変化にも対応して夢を叶える独学術となっています。今までの独学術の集大成ともいうべき独学術です。

その方法とは、なんと独学1.0と独学2.0を一生繰り返し続けることだと書かれています。

おめでとうございます!

独学1.0と独学2.0を習得したあなたは、何とすでに独学3.0の境地に到達しているということです。

この独学3.0では主に「人生」にフォーカスを当てた目標を立てて、独学を進めていくことを推奨しています。

肝となっているのは「一生学び続ける」ということであり、一生学び続けることができた人こそ、夢を叶えられた人である、というのが最終的な結論であり目標でもあります。

独学3.0を実践するために、目標を達成するための独学術1.0と人生に幅ができる独学術2.0をしっかり身につける必要があると言えるでしょう。

特に刺さった一文

高額な授業料は、ほとんどそのために支払っているようなものです。

これは独学1.0の中で出てくる合格体験記を研究しろ!という章で出てくる一文です。

文中に「そのため」とありますが、塾や予備校に通った際に、過去の受験生のデータから最適な目標達成のカリキュラムを提示してくれていることを指しています。

これは非常に目からウロコが落ちました。

奈波は宅建からFP2級、乙四、電気工事士とさまざまな資格を独学で取得してきましたが、この合格体験記を読んだうえで受験するというのは「非常に効率がいい!」と感じます。

実際に奈波の勉強方法を友人に教えたところ、その方も電気工事士については取得することができたので、他人の合格した方法を徹底的にパクることの効果は実証済みです。

奈波はこれまで簿記と英語の習得、プログラミングなどは過去に何度も失敗しているので、この合格体験記を徹底的に研究したうえで、今度は受験に臨んでみようと思います。

読書後の行動は?

ブログにてアウトプットを行いました。

さらに、実際に英語を習得するための方法について調査しており、合格体験記を集めたノートのようなモノをnotion上に作成したいと思います。

この本のおすすめ度

堕落ニト(@neeeet_dollar)的には「★★★★★」ととてもオススメの一冊!

星5つでとてもおすすめ

まとめ

『最強の独学術』について紹介してきました。

これまで独学で学んでみたけど資格を習得できなかったという方には是非とも勧めたい一冊となっています。

特に、この著者は漫画での学習も推奨しており、おすすめの漫画100冊という本も書かれておりますので、そちらも読む機会があれば読んで見たいです。

この本は章ごとにまとめがあるので、まとめを読むだけでも全ての内容を把握できる非常に読みやすい一冊となっておりますので、普段から本を読まない方でも一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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