どーもなのです!堕落ニト(@neeeet_dollar)でございます!
早速ですが、今回紹介する書籍はこちら!
『好きなことで起業する』です。
- 会社員として働きつつ起業したい方
好きなことで起業する
好きなことで起業するは起業準備塾「起業18フォーラム」を主宰するほか、インターネットの集客に特化した起業家向けマーケティング支援を行っている新井一氏によって書かれた本です。
この本は大前提として「会社員として働き」つつ、「好きなことで起業」することについて書かれた本です。
ですので、すでに起業している方や会社員として働くのではなく「脱サラ」で起業したい方にはおすすめできません。
朝晩30分の作業でお金を稼ぐことを目標としており、会社員として働く方にはぴったりの本となっています。
目次に書かれていること
『好きなことで起業する』に書かれている目次は以下の通りです。
- Step1:「好きなこと」を見つけるだけで9割成功
- Step2:好きなことを「強み」にする
- Step3:好きなことを発信する
- Step4:好きなことで「起業」して「成功」させる
基本的に「好きなこと」にフォーカスして起業をめざしており、今現在「好きなことがない」という方でも「好きなことの見つけ方ワーク」が本の中で用意されているので、安心して読み進めていくことができるでしょう。
以前に紹介した八木仁平氏の「やりたいことの見つけ方」とも近い部分がありますが、この本はあくまで「起業」がメインとなっているので、自分のことを理解必要がありますが、その一歩先まで提示しています。
ですので、この本ではまず「自分のことを知る」ことと「その上で起業する」の2段階ある、という手順で進めていくことが大切です。
好きなことで起業する条件
この本はあくまで起業することを前提としている本なので、起業するにあたってまずは条件を提示してくれています。
それは「一番簡単で初期投資が要らないこと」と書かれています。
では一番簡単で初期投資が要らないこととは何か、以下の4つがあるので、あなたの好みで選んでみてください。
- スペース・チャンス系(特定のイベントを開いたりみんなで集まれるスペースを作る)
→みんなでワイワイするのが好きな人におすすめ! - プロダクト系(農作物やオリジナルグッズなどのものをつくる)
→モノづくりが好きで自分で作ったものを売りたい人におすすめ! - スキル・サービス系(ホームページ制作などの技術の提供)
→人に負けない技術を持っている人におすすめ! - ノウハウ系(マーケティングなどの知識の提供)
→人に何かを教えるのが好きな人におすすめ!
奈波の場合はモノづくりが好きなので「2番のプロダクト系」で、実際に農業も行って農作物を作っていますが、兼業農家になろうかなと現在検討中です。
逆に、奈波はあまりみんなでワイワイするのが好きではないので、1番とは相性が悪いです。少人数でワイワイするのは良いですが、特に5人以上の人を集めることがおっくうだと感じます。
また、「起業すること」と「フリーランスになること」も違う、とこの本でははっきり書かれています。
起業する場合は、自分でマーケティングをする必要があり、もっと言えば自分でお客さんを見つけてくる必要があります。
フリーランスの場合も自分でお客さんを見つけることもできますが、基本的には外注で仕事を受ける立場なので、どうしても好き勝手に仕事ができないのでおすすめはしないとのことでした。
好きなことの見つけ方とは
それでは実際に好きなことの見つけ方のワークについて説明していきます。
好きなことを見つけるためには2つのワークを行う必要があります。
ワーク1 これまでに達成したこと
ワーク1ではあなた自身がこれまでに達成したことについて考えてみましょう。
これまでの人生を「幼少期」「小学生」「中高生」「大学生」「社会人10年間毎」のステージに分けて、それぞれの期間で達成したことを書き出してみましょう。
このワークでは、書いた内容やたくさん書けたかどうかはあまり関係ありません。本当に大切なのは「スラスラかけたか」どうかです。
スラスラ書けたことは、何らかの自分の強い気持ちがセットになっている記憶で、それは非常に大切です。
そして、スラスラ書けた出来事が複数あると思いますので、それらに共通する出来事を見つめてみてください。
そして、この作業を1回ではなく、毎晩寝る前の5分間や通勤時間などを活用してしばらくの間やってみてください。
繰り返し過去の達成について考えることで、自分が送りたかった人生が見えてくるそうです。(奈波もやり始めたところなのでまだ見えてきてないです)
ワーク2 自分の現在位置を知る
ワーク2では自分の現在位置を知るための質問が用意されています。
朝晩の30分を使って3カ月程度のスパンで、やり続けることを本の中で推奨しています。
質問の1つ目は「生まれ故郷からどんな影響を受けたか」です。
質問の2つ目はワーク1と同様に、これまでの人生を「幼少期」「小学生」「中高生」「大学生」「社会人10年間毎」のステージに分けたうえで以下の質問事項に答えてみてください。
- 親や兄弟からの影響
- 大好きだったこと
- 褒められてうれしかったこと
- 経験した役割や熱中して取り組んだこと
- 憧れていた人やモノ
- 大きな失敗やできなかったこと
- やりたくなかったことや嫌いだったこと
- 嫌いだった人
本の中ではもっとたくさんの質問が用意されていますが、奈波が直感でいいと感じたものを抜粋させていただきました。
2つの質問ともたくさん答える必要はなく、気軽に考えてみてください。
このワーク2からわかるのは「自分の歴史を知る」ことです。自分の現在位置というものは過去の自分の歴史から繋がっており、過去をたどることで「今」を知ることができます。
ワークの質問に答えたら、次はそれぞれの答えに対して、「なぜ?」と考えてみます。「なぜ」の答えとして共通点が多いところをリストアップすると、自分の感情や志向性が見えてくるそうです。
ワークを行うことで、自分自身の過去を整理し、自分自身の好きなことと嫌いなことが分かってきますので、自分の感情をはっきりととらえることにつながります。
実際に起業するためには
好きなことが見つかったら、実際に起業するためのステップへと進んでいきます。
起業するためにはほかの人とは違う「強み」を身に着けることが大切です。好きなことが見つかっただけでは、まだ「種」が見つかっただけの状態ですので、発芽させるために水や日光を与える必要があります。
そのためにはまず、好きなことのジャンルの本を60冊程度読んで、そのジャンルの好きなことになりましょう。さらっと書いてありましたが、60冊というとかなり大変ですね。
ただし、この本は好きなジャンルを本を60冊読む過程で挫折した場合についても教えてくれています。「本を読むのが辛いなら、そのジャンルはそれほど好きなジャンルではない」と。
好きなジャンルだからこそ、マニアックになれる、そんなジャンルこそがあなたが本当に「好きなこと」だと説いています。ただし、目指すは日本一!ではなく、その町の商店街で1番詳しくなることを目指しましょう。
また、起業するにあたっては、実際に世の中に求められているかどうかも念頭に置く必要があります。
例えば、奈波は漫画を読むことがとても好きですが、漫画のネタバレなどは世の中に求められていますが、漫画の感想などはそこまで求められていない印象ですし、法律にも抵触する可能性があります。
好きなことのジャンルの本を60冊程度読んでスペシャリストになったのであれば、ここで初めて自分のホームページを作成しましょう。
ホームページでスペシャリストとして毎朝30分、ブログで1記事の情報を発信しましょう、と書いてあります。文字数としては1500文字と目安にしてください、と書かれていました。
この本が書かれたのは2016年ですが、奈波がブログを始めた2018年あたりからコンテンツ重視のページを評価するようにGoogleが進化し、文字数が1500文字程度ではなかなか上位に表示されにくくなっているので、奈波の体感としては最低4000文字以上が必要だと感じています。
しっかりとした情報発信を行っていれば、集客の9割はホームページで実現できるとのことでした。もし、毎日文章を投稿することができない場合は、アウトソーシングを活用してでも毎日投稿が必要である、と習慣の大切さについて書いています。
特に刺さった一文
1分以内に自分を記憶に焼き付ける
これはStep3の中で書かれている小見出しの1つなのですが、エレベーター・トークについて書かれている話です。
そもそもエレベーター・トークというのはご存じでしょうか?
エレベーターで鉢合わせた際の1分程度の間に自分の伝えたいことを簡潔に伝えることです。
この時に重要なのは「数字」と「キャッチフレーズ」なのだそうです。
例えば、これを奈波でやってみた場合、「1年で100社以上のホームページの外枠を作った奈波です」とか「2反の農地を一人で管理している兼業農家の奈波です」や、「4歳から20年ピアノをやっていました奈波です」といった具合です。
このように簡潔に自分を紹介できるキャッチフレーズはビジネスの場では覚えてもらうために必要な「技術」だと書いてありました。
このエレベーター・トークは知らなかったので、非常に参考になったポイントとして挙げさせていただきました。
読書後の行動は?
ブログにてアウトプットを行いました。
自分を見つけるためのワーク1とワーク2をやり始めています。
また結果が出たらこのページにて紹介していきます。
この本のおすすめ度
堕落ニト(@neeeet_dollar)的には「★★★★」とこの本のターゲットになっている方には非常におすすめの一冊!
まとめ
『好きなことで起業する』について紹介してきました。
この本は会社員として仕事をする傍らで、好きなことで起業する方法についてが書かれています。もちろん、起業した仕事が軌道に乗れば、会社員をやめてシフトしていくことも可能です。
今現在、会社員の方で好きな人が見つからないけど起業はしたい、という方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。