どーもなのです!水咲七海でございます!
早速ですが、今回紹介する書籍はこちら!
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』です。
- やりたいことが見つからない方
- モチベーションが上がらない方
- これからやりたいことを探す方
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方はジコリカイ株式会社代表取締役である八木仁平氏によって書かれた本です。
この本はシリーズ化されており、この本以外にも『世界一やさしい「才能」の見つけ方』も刊行されております。
今回紹介する『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は中田敦彦のYoutube大学でも紹介されていることから、多くの方が知っているかもしれません。
2020年に初版が発行されており、やりたいことが見つからない現代人の悩みにズバッと答えてくれている一冊となっています。
目次に書かれていること
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』に書かれている目次は以下の通りです。
- はじめに
- CHAPTER1:「やりたいこと」探しを妨げる5つの間違い
- CHAPTER2:なぜ「やりたいことがわからず迷い続けてしまう」のか?
- CHAPTER3:「やりたいこと探しを最速で終わらせる公式」自己理解メソッド
- CHAPTER4:人生を導くコンパス「大事なこと」をみつける
- CHAPTER5:「得意なこと」さえみつかれば何でもしごとにできる
- CHAPTER6:「好きなこと」を見つけて努力とサヨナラする
- CHAPTER7:「本当にやりたいこと」を決めて「本当の自分」を生き始める
- CHAPTER8:「人生を劇的に変える」自己理解の魔法
- おわりに
本当はチャプターごとにさらに細かい見出しが書かれているのですが、すべて表示するとネタバレになってしまうので、大まかな目次のみ表示しております。
この本は読むだけで自分のことがわかる「自己理解」が進む、というわけではなく、実際に手を動かして紙やメモ帳に記すことによって自分を体系的に理解することができます。
ですので、必ず読んだ後は本の内容を実践しなければ意味がないので、必ずノートなどを手元に用意したうえで読み進めることをオススメします。
「やりたいこと」って何?
著者である八木仁平氏は大学時代にコンビニバイトをクビになった、という経験から自分がどのような人間なのか、性格なのかということに興味をもつきっかけになった。
その後、ブログで情報を発信する中で月収100万円を超えるほどの収入を得られるようになったものの、これは自分が本当にやりたいことではない、ということに気づいたそうです。
そのため、やりたいことを見つけるためには、自分の中でしっかりとした判断基準が必要であることに気づき、この本ではやりたいことを始める判断基準の作り方を紹介してくれています。
判断基準の作り方
自己理解のためには3つの大きな柱が必要であると、著者の八木仁平氏は説きます。
- 好きなこと
- 得意なこと
- 大事なこと
この中で、好きなことと得意なことを掛け合わせることでやりたいことになるそうです。公式としては以下の通りですね。
好きなこと × 得意なこと = やりたいこと
では大事なこととは?大事なこととは本の中では「価値観」として紹介されています。
上記のやりたいことの公式に、さらに大事なことを掛け合わせることによって「本当にやりたいこと」になる、と説いています。
それでは3つの柱の見つけ方について紹介していきます。
大事なこと「価値観」
大事なことである「価値観」は、自分が人生を生きていく方向の指針となるものです。
この際に注意しておきたいのが「目標」と混同しやすいという点で、価値観は人生の方向を決めるものですが、目標はその方向に向かって進む際の距離として紹介されています。
例えば、奈波の例でお話しすると、価値観は世の中に無いものを生み出す「創造」することであり、その目標としてプログラミングを用いて便利なシステムを作ることや、とても甘い野菜を作ることなどが目標となっています。
もちろんプログラミングと野菜作りは全く別のものですが、進む方向としては同じで「世の中にはないものを生み出したい!」という価値観の下で仕事を行っています。
それでは以下では本当の価値観を見つける3つのステップについて紹介します。
- 自分の内にある価値観をリストアップする
- 価値観をマインドマップにまとめてグループ化
- 価値観のランキングを作る
3つのステップを踏むことによって自分の中にある価値観を言語化して知ることができますので、まずは騙されたと思って進めてみてください。
価値観をリストアップする、といわれてもよくわかりませんよね?
まずは以下の5つの質問に答えてみてください。
- 尊敬する人、尊敬する友人、好きなキャラクターは誰ですか?そしてなぜ尊敬しているのですか?
- 幼い時や思春期にあった今の自分に大きな影響を与えた出来事や経験は何ですか?
- 今の社会には何がたりないですか?
- 「私自身は人生で何を大切にしてそうですか?」と周りの人に聞いてみましょう
- 自分の子供や他人に助言するときに、もっとも伝えたい言葉や行動はどんなものですか?逆に最も伝えたくない言葉や行動についても考えてください
1つの問いに対して1つの回答である必要はなく、どんどん回答を書いていってください。質問に答えることによって、自分の価値観となるキーワードが集まってくると思います。
価値観のキーワードが15個よりも少ない場合は、さらに付属の巻末特典の質問に答えることをオススメします、と書かれていますが、実は巻末の特典は著者の八木仁平氏が運営しているジコリカイ株式会社でLINEの友達登録を行うことでダウンロードもできますので、そちらを参考にしてみてもよいかもしれません。
似たようなキーワードを集めてマインドマップにまとめることで、自分がどのような価値観を持っているのかを図に表すことで、視覚的に理解できます。
マインドマップまで完成したら、出てきた価値観について、どの価値観が重要なのかランキング付けしましょう。
例えば、奈波の場合は以下のランキングとなっています。
- 向上心
- 創作
- 合理的
- 信念
- 清潔
実は、価値観のランキングは上位に行けば行くほど重要、というわけではなく、上位に行けば行くほど最終的な目的となっており、下位になればなるほど最初に満たすべき土台となっています。
つまり、奈波の場合は清潔であることがとても重要であり「常にきれいな世界に身を置きたい」と考えています。その上で向上心という「自身が人間として常に成長し続けていく生き方をすること」こそ、自分の人生の最終目的となっていると説明ができます。
得意なこと「才能」
自分の中の価値観が理解できたら、次に得意なことである「才能」について理解しましょう。
と、ここで一つ質問です。あなたにはどのような才能がありますか?
例えば、奈波には「名前をすぐに覚えられる」という才能があります。
これは自分では気が付かなかったのですが、学校でAKBのメンバーの名前を思い出す、という遊びがあったときに特にファンではなく意識もしていませんでしたが、かなりよく覚えていました。その際に、多くの人から実はファンなんでしょ?と言われたのですが、本当に別段興味があったわけではなくただただテレビを見ていた中で覚えていったものです。
ほかにも、よく人から「あの人の名前はなんだっけ?」と聞かれることが多いという経験も思い出し、自分は名前をすぐに覚えることができる、という才能に気づくことができました。
つまり、才能とは自分が無意識のうちにできていることで、自分では非常に気が付きにくいモノとなっています。
今、自分に才能なんてない、と答えた方は自分では気が付いていないだけでしょう。どんな人にも必ず才能はあります。この本では才能である長所を10こ見つかっている状態がゴールとして設定されています。
それでは以下では自分の才能を見つけるために、以下の5つの質問に答えてみてください
- これまでの人生で充実していた出来事は?
- 最近イラっとしたことは?
- 仲のいい人に自分の長所について尋ねてみてください。
- 明日仕事をやめた場合に「もっとやりたかったなぁ」と感じる部分について考えてみてください
- 人生で成果が出たことはなんですか?また、どうやって成果を出したかも合わせて考えてください
実は私自身、ここまで読んで一度挫折しました。
なぜかというと、書かれていることをすべて行ったものの、どうにもしっくりこなかったからです。
そのため、同時に購入していた『世界一やさしい「才能」の見つけ方』の本を読むことにしました。
こちらではこの才能の部分にフォーカスしてさらに細かくかみ砕いて解説してくれていますので、この本だけではつまづいてしまった方は以下の本も購入してみることをオススメします。
上記の本を読んだ結果、奈波には合理的な思考と空間の把握能力、そして冒頭にお話しした名前を覚える力があることがわかりました。上記の本の内容については別途紹介いたします。
好きなこと「情熱」
最後に好きなことの情熱の見つけ方について紹介していきます。
まず、前提として、好きなことというのは自分が興味や好奇心のある分野のことで、自分が感じた「疑問」をそのままにしておくことができません。
「なぜ」「どうして」が自然に出てくることこそ、好きな分野といえるでしょう。
好きなことを仕事にすれば、モチベーションが下がることはありません。ただし、好きなことを仕事にしてはいけない、ということもよく言われます。
これについては実例を交えて紹介したいと思います。
奈波は過去Webディレクターの仕事に就いたことがあり、Webサイトの大まかなデザインを作り上げる仕事です。
しかしながら、実際に働いてみると大まかなサイトの配置などは自身で作成するものの、実際のデザインは別の人が作成し、ディレクターとしての仕事は主に顧客に対しての進捗の報告や出来上がったサイトの改善点の要望を聞くなど、コミュニケーションが求められることが多かったです。
どちらかというとデザインがメインの仕事を行いたかったため、Webサイトを作成するHTMLやCSSが好きでもかなりストレスが溜まっていきました。
結果として3カ月で仕事が限界となり、たまたま社内でデザイン関連の仕事も募集していたので移動することができましたが、好きでも仕事が上手にいかない経験だったかと思います。
そのため、好きなことを仕事にする場合でも「どんなところが好きなのか」をしっかりと考えておく必要があるといえるでしょう。
それでは以下では自分のすきなことを見つけるために、以下の5つの質問に答えてみてください。
- 今、お金を払ってでも学びたいことはありますか?
- 本棚にはどのようなジャンルの本がありますか?家に本が少ない人は大きな書店に行って、気になるジャンルを探してみてください
- これに出会えて「よかった」「救われた」と思うジャンルや分野はありますか?
- これまでの仕事で「お礼を言いたい仕事」「お礼を言いたい人」はなにがありますか?
- 世の中に対して怒っていることはなにがありますか?
再び奈波の話で申し訳ありませんが、私自身は1.2.3.4.すべてにプログラミングが記入されており、間違いなくプログラミングについては興味のある分野といえるでしょう。
そのほかにも電子回路や農業、投資などについても非常に興味のある分野となっています。
以上で3つの柱を見つける方法を紹介してきました。
本自体は非常に読みやすく、わかりやすいですが自分で考えて手を動かす必要があるので、じっくり読むべき本だと思いました。
特に刺さった一文
『価値観は自分が目指す「方向」を指し示すものです。目標は自分が進む「距離」を決めるものです。』
私自身も非常に多くの自己啓発本を読んではいるものの、非常に多くの本で「目標を決めましょう」と書かれています。
しかし、どうにも目標を決めたとて、モチベーションが上がることはなかったので、いつも「なぜだろうか」と疑問に感じていました。
目標を決める前に目標をどこに設定するかをしっかり方向付けすることこそが大切だったのだ、ということに気づかされたため、特に刺さった一文に選びました。
読書後の行動は?
私自身はこの本の内容をすべて実践するために3日間、毎日考えて作り上げることができましたが、もっと早くできる方もいるかもしれませんし、もっと時間がかかる方もいるかもしれません。
ただし、今現在は以下の表を作成することができたので、非常に満足しております。本の中に以下の表も出てきますので、すべて埋めることができれば本の価値は十二分にあったのではないかと感じます。
仕事の目的 | 世の中に無いものを生み出す |
得意なこと | 合理的思考、空間把握 |
好きなこと | プログラミング、農業、投資 |
得意×好き | 便利なシステムを生み出すことなど |
手段 | ソフトウェア開発・機械作成 |
この本のおすすめ度
水咲七海的には「★★★★★」ととてもオススメの一冊!
まとめ
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』について紹介してきました。
ここ最近読んだ本の中でも非常にタメになることが多く、自分についてかなり深く理解することができたと感じる半面で、さらに自分について深く理解するために、実際にジコリカイ株式会社が提供するコーチングサービスに申し込もうか検討しております。
そのためにも、今回自分の中で明らかとなった「やりたいこと」をまずはやってみて、もし違ったらコーチングしてもらって修正する方向でもいいのかな、と感じています。
今現在、やりたいことがない、という方には非常におすすめの一冊となっておりますので、やりたいことが見つからない方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。