外部対策とは?評価の仕組みと自分1人で外部対策を行う方法とは

内部対策では、自分の持つサイトへのSEO対策のため、基本的に自分1人で行うことができる対策が多くありました。

しかし、外部対策はどうしても自分のもつサイト以外からのSEO対策となるため、「外部対策は1人では行えない」というのが一般的な認識なのではないでしょうか。

今回はそもそも外部対策とはどのようなモノなのか、そして外部対策を1人で行うためにはどのようにすれば良いのかということについて紹介していきます。

外部対策とは

知ることについて|アフィリエイトの水先案内

外部対策とは、一般的に自分のサイト以外のサイトからSEO対策を施してもらうSEO対策です。

内部対策が守りのSEO対策と呼ばれることに対して、外部対策は攻めのSEO対策ともいわれており、外部対策を積極的に行うことで、検索結果の順位も上位に表示されやすくなります。

外部対策は自分のサイト以外のサイトからのSEO対策のため、基本的に自分1人でできることは限られます。

例をあげてみると?

ソーシャルブックマークに登録することや運営者の方に連絡をして相互にリンクするなどは立派な外部対策と言えるでしょう。

また、外部対策で外部リンクを集めることは、基本的には自分1人では行うことができないといわれておりますが、時間をかけることで1人でも外部リンクを集めて行うことはできます。

1人で外部対策を行う具体的な方法は、このページの後半で解説いたします。

外部対策ではどのようなことを行うのか

実は、外部対策で行うことはシンプルに1つしかありません。

それは、対象とするサイト以外の別のサイトからの「リンクを集める」ことです。

この「対象とするサイト以外の別のサイトからのリンク」のことを「被リンク」と呼びます。

ここで注目してもらいたいのが、被リンクの所有者は問わないという点です。

下記では例を挙げてわかりやすく解説していきます。

例をあげてみると?

今回はサイトを2つ持っていると仮定し、外部対策を行いたいサイトを「Aサイト」としましょう。

今あなたはもう1つのサイトを持っていますのでこちらを「Bサイト」とします。

「Bサイト」から「Aサイト」に対してリンクを行った場合、被リンクとして認定されます。

上記の例でわかる通り、基本的にサイトの所有者は関係なく「サイトが別のサイトかどうか」が被リンクの判定基準となります。

このように外部対策というのは、外部のサイトから「被リンクをいただくこと」と言えるでしょう。

外部対策を行う時の注意

注意喚起

実は巷で見かけるSEO会社では、この「被リンク」を販売している会社もあるようです。

被リンクを購入することは、Googleが禁止していることの1つです。

被リンクを購入したことが見つかった場合、検索結果に表示されないなどのペナルティを受ける可能性がありますので控えておいたほうがよいでしょう。

ただし、現在は「自然な被リンク」を支援するサービスを提供するSEO会社もあるようです。

このようなサービスであれば、Googleからペナルティを受ける可能性が低いかもしれませんが、やはりグレーゾーンと言えるのではないでしょうか。

ななみからの一言

私は外部リンクを購入するについては「反対」です。

もし短期間で成果を上げたいのであれば、リスティング広告などを利用しましょう。

評価される被リンクとは

ここでは被リンクが評価されるために必要なことについて紹介しています。

被リンクは「質・時間・アンカーテキスト」の3つから評価されています。

なぜその3つが外部対策で重要なのか、その理由について解説していきます。

数と質から見る被リンクの評価

まずは下図を見てください。

どちらのサイトが評価されていると思いますか?

外部リンクの評価について1|アフィリエイトの水先案内

 

 

 

答えはBです。

正解したあなた!

なぜだか答えられますか?

・。

・・。

・・・。

それでは解説していきます。答えられたあなたも答え合わせをしてみてください。

なぜBのサイトのほうが評価されているかと言いますと、Bのサイトは被リンクの数こそ3本ですが、その3つのサイトには多くの被リンクが張られています。

一方でAのサイトには被リンクの数は6本と倍の数が張られていますが、一つひとつのサイトには被リンクが張られていません。

結果としてBのサイトのほうが評価が高くなっていきます

続いてもう1つ質問です。

どちらのサイトが評価されていると思いますか?

外部リンクの評価について2|アフィリエイトの水先案内

 

 

 

答えはAです。

これはなぜかといいますと、一見するとBのサイトには多くのサイトからの被リンクを集めているように見えます。

しかし、この多くのサイトは残念ながらほとんど中身のないサイトです。

一方でAのサイトには被リンクは1つしか張られていませんが、とても中身の充実したサイトとなっています。

ななみからの一言

あえて大きく作っているのは中身が充実していることを示しています。

リンク張ってもらうサイトの質によってもサイトの評価は変わってまいりますので、しっかりと被リンクを把握する必要があります。

つづいて2つ目の要素の時間について解説していきます。

時間から見る被リンクの評価

外部対策における時間と聞くとどのようなものを想像するでしょうか。

被リンクはサイトが成長していくことに伴って被リンクの数が増えていかなければなりません。

例をあげてみると?

あなたのほかのサイトからリンクを張ったとして、毎日ひとつずつ増えていったとしたら、それは自然な被リンクと言えるでしょうか。

現状では特にペナルティなどはありませんが、あまりに規則的に被リンクが増えていった場合は「自然ではない」と判断されてペナルティを受ける可能性もあります。

あくまでも被リンクは「自然に」増やすことを考えていきましょう。

アンカーテキストから見る被リンクの評価

外部からアンカーテキストを書く場合、以下の4つのことについて気を付けて書かなければなりません。

この4つについて気を付けることで、外部対策の効果が格段に変わります。

  1. キーワードを含める
  2. 同義語・類語、または共起語などの関係性のある言葉を含める
  3. 書き方を変える
  4. 簡潔に書く

アンカーテキストを書く際に、よく「詳細はこちら」としていることが多いですよね?

アフィリエイトを行う場合で、商品やサービスを紹介するために商品やサービスを販売する企業のサイトに飛ばす分には、「こちら」と書いても問題ありません。

しかし、あなたの所有する別のサイトへと誘導する場合には、まったく意味のない外部対策といえますので、アンカーテキストを書く場合もしっかりとキーワードを絡めて書くようにしましょう。

1人で外部対策を行うために

1人で外部対策を行うためには、基本的にサイトを2つ以上所持する必要があります。

また、2つのサイトが全く別のジャンルのサイトだった場合、その被リンクは「不自然なサイトからの被リンク」としてペナルティを受けてしまう可能性もあるようです。

そのため、似たようなジャンルのサイトを所持することが望ましいといえるでしょう。

メインのサイトが一通りできたら、続いて外部対策を行うための別サイトを作っていきましょう。

ここでは、外部対策を行うための別のサイトのことを「サブサイト」と呼んでいます。

サブサイトを作る場合に非常に気を付けなければならないのが、メインサイトとある程度関連性のあるジャンルやテーマでサイトを作成するということです。

そのため、サブサイトを作成する際は、非常に準備が大切となります。

外部対策を行う手順

それでは実際に外部対策を行うための手順について紹介していきます。

もちろん、今回紹介している方法以外にも外部対策を行う方法はあると思いますので、あくまで一例としてお考え下さい。

外部対策を行う手順は大きくわけて6つの手順に分類されます。

  1. 事前準備
  2. サブサイトのテーマを決定
  3. サブサイトを作成
  4. 衛星サイト作り
  5. 被リンクの調整
  6. サブサイトの育成

それでは一つひとつ見ていきましょう。

1.事前準備

自分1人で外部対策を行う手順の第一歩は「事前準備」です。

事前準備なんか最初からやっておけよ」と思われるかもしれませんが、サイトによってはそもそも外部対策を行う以前に内部対策を行わなければならない可能性もあります。

内部対策という土台がなければ外部対策は成り立ちませんので、必ず内部対策をしっかりと施したのちに、外部対策を始めるべきです。

外部対策を行う前に内部対策を行う事前準備を行うことは非常に大切です。

2.サブサイトのテーマを決定

事前準備をした結果、外部対策を行える状態になったと判断できれば、実際にサブサイトを作成するために行動しましょう。

冒頭でもお話ししましたが、外部対策を行うために作成するサブサイトは、メインサイトとの「関連性」がとても大切です。

例をあげてみると?

「アフィリエイト」と「SEO対策」の場合、アフィリエイトではSEO対策は必ず必要な部分ではあるものの、SEO対策ではアフィリエイトは必ず書くべき内容ではありませんよね。

そのため、メインサイトではアフィリエイトをキーワードに、サブサイトではSEO対策をキーワードにすることができます。

もちろん、上記は一例ですのでその他にもたくさんあると思います。

ななみからの一言

「アフィリエイト」と「美容」などもサブサイトのテーマとしてはよいのではないでしょうか。

そのため、「メインサイト」のジャンルに対して「サブサイト」のジャンルをどのようなテーマにするのかを決定する、「テーマを決定する」ことは自分1人で外部対策を行う中でももっとも重要な項目と言えます。

サブサイトを作成する場合、「テーマの決定」はもっとも時間をかけるべき項目ですので、じっくりあせらずに考えましょう。

3.サブサイトを作る

テーマが決まったら、実際にサイトを運営できるように記事を書いていきましょう。

サブサイトは基本的にWordPressを使用して作成していきます。

サブサイトは後述する衛星サイトとは違い、しっかりとした軸をもってサイトを作成するため、無料ブログよりもWordPressのほうが適しています。

サブサイトはメインサイトと同様に資産となるサイトですので、しっかりとメインサイトとともに育てていく必要があります。

サブサイトを作成する場合は文章をコピーすることや300文字程度の低品質な記事を投稿などのGoogleから評価されないようなサイト運営は絶対にやめましょう

「サブサイト」とは言いつつも、メインサイトと同じくらい大切なサイトですので、メインサイトと同じぐらいの気持ちでサブサイトは制作するとよいでしょう。

4.衛星サイトを作る

サブサイトが完成したら、サブサイトに対して被リンクを張るための衛星サイトを作成していきましょう。

この時、衛星サイトは基本的に無料ブログでサイトを作成していきます。

衛星サイトで作成する内容はもちろんユーザーの役に立つもので作ることが前提となりますが、衛星サイトは被リンクの数を増やすという重要な役割が別であります。

コピーしたコンテンツを使用することはよくありませんが、メインサイトやサブサイトと比べて重要度は低いのであまり時間も掛けてはいけません。

外注を行って時間を短縮するなどの方法で行うこともよいでしょう。

時間をかけていられないからと言ってコピーコンテンツを掲載した場合、リンク先のサブサイトの評価を落とす可能性もありますので、最低限のリライトは必要といえます。

衛星サイトをたくさん作ることで、サブサイトだけでなくメインサイトにも被リンクを張ることができるようになります。

衛星サイトで目指すのは上位に表示させることではなく、あくまでメインサイトやサブサイトのバックアップを行う程度で考えておくとよいでしょう。

5.被リンク数を調整する(ドメインを分散させる)

メインサイト、サブサイト、衛星サイトがある程度形になったら、サイトに向けてリンクを張っていきましょう。

衛星サイトは基本的に、メインサイトとサブサイトのどちらにもリンクを行います。

一般的に、1つのサイトが1サイトに対して出す被リンクと、1つのサイトが100のサイトに対して出す被リンクは同じ強さではありません。

当然ですが、1サイトから1つのサイトへの被リンクのほうが被リンクを受けるサイトの評価は高くなります。

サブサイトはメインサイトに向けてのみリンクを行うことで、メインサイトは衛星サイト、サブサイトからリンクを集めることが可能ですので、おのずとサイトのパワーが上がっていきます。

ただし、この時衛星サイトの質があまりよくない、と判断した場合は衛星サイトからメインのサイトに対して直接リンクを行わないようにしてください。

メインサイトとサブサイト、衛星サイトとサイトのネットワークができあがってくると、リンクの調整が必要となってきます。

6.サブサイトを育てる

サイトのネットワークが完成したら、さらに「サブサイト」を育てていきましょう。

なぜサブサイトを育てるのか、というと「強いサブサイトを持っていれば、新たにサイトを立ち上げた際にも上位表示に一役買ってくれる」ことは間違いありません。

そのため、サブサイトを育てることは新たにサイトを立ち上げたときにもすぐに上位に表示させやすくなるので、メインサイトよりもサブサイトのほうが大切です。

以上で1人で外部対策を行う方法が完了です。

手順としては簡単に書いてありますが、実際に行動した場合は最低でも1年以上の計画を立てて、長期的な思考を行うようにしてください。

まとめ

外部対策と聞くと、どうしても1人ではできないようなイメージを持ってしまいませんか?

ななみからの一言

実際に私自身も外部対策をしっかりと勉強するまでは「1人ではできないもの」と認識しておりました。

外部対策の中には、自分でできる外部対策もありますので、まずは実践してみることが大切です。

外部対策を1人で行えるような、大規模なサイトのネットワークを持っていれば、新たにサイトを立ち上げた際にも苦労することは少ないといえます。

時間がかかっても外部対策を行っていきましょう。

それでは今回のまとめです。

今回のまとめ

  • 外部対策は攻めのSEO対策と呼ばれており、外部対策を行うことで検索上位に表示されやすくなる
  • 被リンクを評価する要素には「質・時間・アンカーテキスト」の3つが重要
  • 外部対策を行うにはメインサイト、サブサイト、衛星サイトの3つから作成する
  • サブサイトを作成する際にもっとも大切なことは「テーマの決定」

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