見出しとなるhタグや記事が書かれているbody内の中身を整えることはSEO対策につながります。
また、近年はコンテンツを充実させることで上位表示をめざす「コンテンツSEO」が生み出されたことから、SEOに強い文章の書き方も判別してきました。
この記事では、hタグやbodyの中身を整える方法と、上位表示を目指すために必要な記事の書き方について解説していきます。
- 見出しとなるhタグにはルールが存在する
- bodyを整えることは多くの人がおろそかにしているので他のサイトと差がつきやすい
- コンテンツSEOは上位表示を目指すうえで必ず実践しよう
見出しとなるhタグのルールを整える
各ページの見出しとなるhタグのつけ方について解説していきます。
h1タグとそのほかのh2~h6タグでは意味合いが異なってまいりますので、まずはh1タグについてのみ、しっかりと理解するところから始めましょう。
見出しタグh1とは
h1タグはSEO対策の中で、titleタグに次ぐ2番目に重要な部分です。
h1タグは見出しの中でも大見出しを意味しており、基本的には「1ページにつき使用は1度限り」と定められていました。
ただし、HTML5からはしっかりとarticleとsectionを明確に分類し、階層構造を設定した場合にのみh1タグの複数回使用も認められるようになりました。
articleやsectionをWordPressで設定することは難しい?ようなので、WordPressでサイトを作成する場合はh1は1度までに統一したほうが作りやすいでしょう。
また、h1タグのつけ方1つで検索順位に影響を及ぼすこともありますので、注意しながら設定するようにしてください。
h1タグをつけるときのルールは非常にたくさんの種類がありますので、一つひとつ下記で確認していきましょう。
h1タグをつけるときのルール

1ページにつき、使用は1度まで
先ほどもお伝えしましたが、非常に大切なことですのでもう一度。
h1タグを使用する場合は、必ず1ページに1度のルールを守るようにしてください。
SEO対策を行う上で、h1タグは非常に重要な地位を占めております。
また、h1は大見出しです。
後述するh2やh3などの中見出しや小見出しを先に使用してしまうと、サイトに掲載する文章の構造が崩れてしまいます。
大見出しの前に中見出しや小見出しがあった場合、どれが一番重要な見出しなのか、伝えたいことなのかがわからなくなってしまいますね。
サイトの構造を崩さないためにも、HTMLのルールに準じてサイトを作成するようにしましょう。
pタグと一緒に活用
pタグとは文字を入力する際に使用されるHTMLのタグのことです。
h1を入力した後すぐh2やh3のような見出しが来る、ということはないようしましょう。
h1の後はすぐにリード文としてpタグを使った文章を入力してください。
先ほどと同様に、サイトの構造を崩さないようにHTMLのルールに準じてサイトを作成するようにしましょう。
titleやほかの見出しと同じ内容にしてはならない
titleと同じ内容にしてしまうと、せっかくtitleをすべてのページでオリジナルを作成した意味が薄れてしまいます。
ただし、WordPressのテーマの設定ではh1で設定した内容とtitleの内容は同じになってしまうことがあるようです。
必ずtitleの内容とh1の内容は別々の文章を設定しましょう。
また、titleはもちろんですが、h2やh3のようなほかの見出しとh1の同じ内容にすることもいけません。
ほかのページで作成したh1と同じすることもいけません。
ページ内にある見出しとタイトルはすべてかぶらないように設定するようにしましょう。
キーワードの羅列しない
h1は大見出しですので、キーワードを羅列していると文章としてとても不自然になります。
これはh1に限らずいえることですが、キーワードを羅列しただけの不自然な文章はスパムと判定されてしまうこともあります。
また、titleの文章ではキーワードを2回まで使用することが可能でしたが、h1の見出しの文章では1回にとどめいておいたほうがよいでしょう。
アルゴリズムは「不自然さ」をとても嫌う傾向があるようですので、キーワードも含めつつ文章が不自然にならないようにh1を作成してください。
文字数を多くしすぎない
h1のような見出しはtitleやdescriptionと違って、文字数に制限はありません。
しかしながら、あまり長すぎる文章は「見出しとして不自然」と判断されることもあるようです。
文字数の目安としては31文字以内がよいとされていますが、最近はスマートフォンからのアクセスも多いことから24文字以内で作成するとよい、と言われています。
あまり文字数が多くならない程度に、文章が不自然にならない程度に、h1を設定するとよいでしょう。
文字を見えなくしてはいけない
h1を画像で表現するためにCSSを操作して、h1の文字を見えなくしたり、画面の外へ飛ばしたりすることも可能です。
よくh1の部分に画像を挿入してあるサイトを見かけますが、実はSEO対策としては非常にグレーゾーンです。
そのため、h1を使用する場合はしっかりと文字をユーザーに見えるように、テキストで表現したほうがSEO対策としてはよいでしょう。
strongタグと併用しない
strongタグはサイト内の文章を強調することができます。
昔はstrongタグで強調された言葉はSEO対策として効果があるといわれていましたが、今はあまりないともいわれています。
strongタグのSEOの効果について真偽のほどはわかりません。
キーワードを強調できるからと言って、見出しとstrongタグを併用して使用することはやめましょう。
h1タグを使用する際のルールに関しては、以上の7項目で完了です。
つづいてh2~h6タグの効果的な使い方について解説していきます。
なぜ見出しタグを使うのか
見出しタグを活用することで、人にとっても、機械にとっても読みやすい構造を作ることができます。
また、見出しのみを読むことで必要な情報のみを拾って読むことができるため、見出しをしっかりと設定することは、ユーザーに優しいサイトといえるのではないでしょうか。
一般的にh2~h6タグには下記のような役割があります。
- h2タグ:中見出し
- h3タグ:小見出し
- h4タグ:ページ内における4番目の見出し
- h5タグ:ページ内における5番目の見出し
- h6タグ:ページ内における6番目の見出し
h2~h6をつけるときのルール

数字の順番を守る
h1タグを使用する前にh2タグやh3タグを使用してはいけない時と同様に、数字の小さい見出しよりも数字の大きな見出しを前に使ってはいけません。
h5タグを使用した後にh2タグを使用することはルールに違反することになります。
数字の順番を守らないとHTMLの構造が崩れてしまいますので、クローラーにサイト内のコンテンツを適切に読み取ってもらえない可能性があります。
pタグと一緒に活用
h1タグでも解説した時と同様に、見出しの後はpタグを使用して、本文となる文章を書いていくようにしましょう。
見出しの後には必ず文章が続くようにすると、文章の構造が崩れません。
たまにですが私もルールを忘れて見出しのあとに見出しを使用することがあります。見出しの後にまたすぐ別の見出しを使用することは結構よくありますので注意しましょう。
ほかの見出しと同じ内容にしてはならない
ほかの見出しと同じ内容にしてしまうと、見出しの内容がどこに書かれているのかわからなくなってしまいます。
h1の時と同様に当然ですが、titleやh1とも同じ内容にしてはいけません。
また、ほかのページの見出しと同じ内容にすることもNGです。
キーワードの羅列しない
h1の時と同様に見出しにキーワードが羅列していると、文章としてとても不自然です。
キーワードを羅列したような不自然な見出しを作成することはやめましょう。
文字数を多くしすぎない
h1の時と同様に、見出しには文字数に制限はありません。
しかしながら、長すぎる見出しは何を伝えたいのかわからなくなってしまうこともありますので、適度な長さに文字数をとどめておきましょう。
ただし、h2~h6の見出しに関しては、特に文字数の目安などはありません。
コンテンツを説明するためにどうしても長い見出しになってしまう場合は気にせず使用することも必要かもしれません。
文字を見えなくしてはいけない
h1と同様、見出し部分に画像を挿入することはやめましょう。
見出し部分はたとえh6でもSEO対策としての意味を持っています。
見出しはすべて文章で入力し、ユーザーが見えないような加工をしてはいけません。
strongタグと併用しない
h1の時と同様に、見出しとstrongタグを併用して使用することはやめましょう。
リストとして使用しない
見出しをリストとして使用してはいけません。
リストを作成する場合は、必ずliタグを使って作成するようにしましょう。
WordPressでリストを作成する方法に関しましては、下記のリンクで紹介しております。
見出しに関するルールは以上で終了です。
続いてbodyの中身を整えていきましょう。
bodyの中身を整える
「body」というのは実際に記事を書いているエリアのことを指しています。
WordPressを活用していると、あまりなじみがないかもしれませんが、端的に言うと記事を書く部分がbodyです。
このbody部分のSEO対策は行っている方が少ないですので、ライバルと差をつけるためにもしっかりとbodyのSEO対策を行いましょう。
フォントサイズと行間を設定する
フォントサイズをしっかりと設定することで、ユーザーに対して読みやすいサイトを提供することができます。
フォントのサイズにはしっかりと決められたサイズがありますので、Googleが提案するサイズを設定するとよいでしょう。
Googleが推奨するフォントのサイズは16pxです。
こちらはスマートフォンでも同様のサイズとなっております。
また、行間にもGoogleが提案するサイズがあります。
Googleが推奨する行間は1.2emです。
デザイン性を重視する前に、まずはユーザーが読みやすいようにする工夫が必要となるでしょう。
背景色と文字色を設定する
サイトの背景の色と文字の色をはっきりと分けるようにしましょう。
基本は白い背景に黒い文字が基本です。
サイトの背景色にこだわりたい場合、当サイトのように読む部分のみ白い背景にする方法もあります。
文字が読みにくいと、検索エンジンからペナルティーを受ける可能性もあります。
文字の色を変更する方法に関しましては、下記のリンクで解説しております。
リストを設定する
実は、検索エンジンは箇条書きで書かれた点を重要視する特性があるようです。
箇条書きは要点をまとめてわかりやすく伝えるために使用するため、検索エンジンも重要視しているといわれています。
リストを設定する時にもルールがありますので、しっかりと押さえておきましょう。
以下はリストを作成する場合のルールです。
pタグを使わない
pタグというのは文章を段落ごとに囲うために使用するタグです。
ここに書かれている文章もすべてpタグで囲まれています。
pタグを使って箇条書きのようなリストを作成した場合、クローラーは「この部分は箇条書きで書かれている」と認識してくれません。
箇条書きのようにリストを表示したい場合は、必ずリストタグを使用するようにしましょう。
見出しを使用しない
hタグのルールでも解説いたしましたが、見出しを羅列してリストを作成してはいけません。
見出しを使用する場合は必ず見出しの後にpタグで囲まれた文章を書くようにしましょう。
読みやすさが第一
クローラーが箇条書きを好むから、といって過度にキーワードを詰め込むことはいけません。
あくまでも読みやすさを第一に考えて、ユーザーが自然に違和感なく文章を読めるように作成しましょう。
WordPressでリストを作成する方法に関しましては、下記のリンクで解説しております。
strongタグを設定する
キーワードをstrongタグで囲うことで、多少なりともSEO対策の効果があるといわれています。
すみません。現在はあまり効果が少ないようです。無理にstrongタグを使用する必要はありません。
WordPressでstrongタグを使用する場合は、強調したいテキスト部分をカーソルで反転し、WordPressのテキストメニューの「B」をクリックすることでstrongタグを設定することができます。
文字を太字にする方法や効果に関しましては、下記のリンクで解説しております。
strongタグをつけるときにもルールがあります。
hタグ内に含めない
こちらはhタグの時も解説しましたが、hタグ、つまり見出しの中にstrongタグを含めてはいけません。
hタグ内にstrongタグを使用した場合、過剰な強調として判定されてしまうこともあるようです。
使用は2回まで
strongタグはキーワードを強調するために使用します。
そのため、多くのキーワードで上位に表示させたいからと言って、何でもかんでもstrongタグで囲えばいいというわけではありません。
strongタグをたくさん使用すると、過剰な強調としてGoogleからペナルティを受ける可能性もあります。
strongタグの使用は1ページあたり2回程度に抑えておいたほうがよいでしょう。
異なるキーワードに使用する
strongタグを使用する場合、同じキーワードを2回強調することはやめましょう。
同じキーワードに使用した場合は、何度も出てきますが、過剰な強調としてペナルティを受ける可能性があります。
strongタグを使用する場合は異なるキーワードに使用しましょう。
文章全体を囲わない
strongタグを使用する場合は、文章全体を囲うという使い方を行ってはいけません。
必ず1つのキーワードに対してstrongタグを使用しましょう。
centerタグを設定する
centerタグを使用すると、囲った部分の文字が真ん中に配置されます。
中央に表示される文章は、ほかの文章よりも重要な文章に対して行われやすいため、検索エンジンから重要視される傾向にあるようです。
そのため、centerタグを利用することは多少なりともSEO対策に効果がある、とも言われていますが文章が見にくくなりやすいです。
本当に必要なときにのみ活用したほうがよいでしょう。
以下はcenterタグをつけるときのルールです。
強調したい文章のみに使用しよう
すべての文章に対してcenterをつけてしまうと、どの文章を強調しているのかがわからなくなってしまいます。
中央に表示させる文章は、必要最低限にとどめておきましょう。
CSSで操作を行う
文章を中央に表示させるためには、centerタグを使うことで中央に表示することができるのですが、ページの速度が遅くなってしまうことからあまり推奨されていません。
そのため、CSSを活用して文章を中央に設定する方法がよいといわれています。
画像で設定すべき項目とは
画像にまつわるSEO対策について解説しております。
画像は多くの人がしっかりと設定していない項目ですので、あなたのサイトでしっかりと設定することで、ライバルと差をつけることにつながります。
画像を表示する際に、必ず設定すべき項目は3つです。
- width
- height
- alt
この3つをimgタグに記載することは、正しいhtmlを書く場合の必須項目に挙げられています。
この中でも特に重要と言われているのが「alt」です。
検索エンジンに「画像」と正しく認識してもらうためには、しっかりと設定しましょう。
widthを設定する
widthは画像の横幅を設定する部分です。
widthをしっかりと設定することで、ページが読み込まれた際に「画像のサイズ」を素早く認識してもらうことができます。
そのため、widthをしっかり設定することは、ページを早く読み込むことにつながります。
widthはレスポンシブに対応しているサイトでは「100%」に設定されていることが多いかと思いますが、しっかり設定する必要がある項目の1つです。
WordPressを利用されている方は基本的に自動で設定されるため、改めて設定する必要はありませんが、設定すべき項目であるということは覚えておきましょう。
heightを設定する
heightは画像の縦幅を設定する部分となります。
widthと同じ理由からしっかりと設定する必要があります。
heightもwidthと同様に、WordPressを利用している場合は自動で設定されておりますので、WordPressを使用する場合は特に意識する必要はありません。
altを設定する
この「alt」は画像が表示されなかった場合に、画像の代わりにテキストを表示してくれます。
また、目の見えない方がサイトを閲覧する際にも、どのような画像が表示されているかをテキストとして読み上げるため、非常にユーザビリティを向上させる項目として重要な役割を果たしております。
実はiPhoneの基本ブラウザであるsafariにも文章読み上げ機能は初めから搭載されています。
クローラーは画像を読み取ることができませんので、SEO対策の部分でもaltを設定することは非常に大切です。
alt部分にテキストを設定することで「ここにはこのような画像が入っています」とクローラーに伝えることができます。
また、altを設定することでGoogleのユニバーサル検索にも表示させることができます。
Googleのユニバーサル検索とは、画像検索などを指します。
Googleではテキスト以外にも「画像」を検索することができますが、この「alt」を設定していないとGoogleのユニバーサル検索に表示されることはありません。
以下はaltを設定するときのルールです
記述する内容は画像と同じような内容にする
altに入力する内容は、画像の内容と一致する文章にする必要があります。
画像とaltに書かれている内容が一致していない場合、画像検索でも出にくくなってしまうことや内容を読むユーザーに適切に画像を伝えてないと判定されるため、ペナルティを受ける可能性も否定できません。
必ず画像の内容とaltの内容は一致させるようにしましょう。
キーワードを詰め込まない
内容を一致させる場合のルールと近いですが、altにキーワードのみを羅列して記入してはいけません。
altが読み上げられた場合に「花、バラ、キレイ、青い」と読み上げられたら非常に気持ち悪くありませんか?
「このきれいなお花は世にも珍しい青いバラです」と読み上げられたほうが想像しやすいですね。
altに書く内容はキーワードを羅列するのではなく、しっかりと意味の伝わる文章を書くとよいでしょう。
文章は簡単にわかりやすく
altに入れる文章であまりに長いものは、クローラーにも好まれないようです。
ただし、短くしすぎて読み取れないでは本末転倒です。
ユーザーからも、クローラーからもわかりやすい文章を書くとよいでしょう。
画像の圧縮について
画像のサイズを圧縮することで、あなたのサイトの表示速度を早くすることができます。
サイトの表示を早くすることは、訪問してきたユーザーのイライラを解消するだけでなく、SEO対策としてもスマートフォンユーザーに使いやすいサイトとみなされます。
必ず画像を圧縮して、サイトの表示速度の改善に臨むようにしてください。
WordPressをご利用であれば、プラグインを導入することで簡単に画像を圧縮することが可能です。
WordPressで画像を圧縮する方法に関しましては、下記のリンクでプラグインを紹介しております。
コンテンツSEOとは
ここからはSEOに強い文章を書くための方法を学んでいきましょう。
サイトを作るうえで、近年必ず意識しないといけないといわれているコンテンツSEO。
コンテンツSEOとは、サイトに訪れてくれたユーザーの役に立つような内容を発信することで、ユーザーが「このサイトは役立つ!」と感じてもらうことで、順位をあげていくSEO対策のことです。
役に立つコンテンツをサイトに掲載していきますので、サイトには役に立つ記事が蓄積されていきます。
コンテンツSEOのメリットは

コンテンツSEOの最大のメリットは、なんといっても「目指している場所が検索エンジンと似ている」点にあります。
検索エンジンはユーザー第一であり、ユーザーに好まれるような記事やサイトを評価します。
検索エンジンについて詳しく知りたい方は、下記のリンクで解説しておりますので、よろしければご覧ください。
コンテンツSEOでは、ユーザーに対して役に立つ記事を書くことでサイトへの集客を行う、という手法です。
コンテンツSEOの目標は、検索エンジンの目指している目標と近いものがあります。
そのため、コンテンツSEOを行っていれば、おのずと検索エンジンに好かれるようなサイトを形成していくことが可能です。
コンテンツSEOは今後も王道のSEO対策となっていくことでしょう。
また、サイトが一度検索エンジンに好まれれば、検索結果の順位が下がることはそうそうありません。
コンテンツSEOは王道のSEO対策のため、一度上位に表示することができれば、しっかりと順位をキープすることができます。
結果として、簡単なサイトのメンテナンスを行うことで長く上位に表示され続けるサイトを作成することが可能です。
コンテンツSEOのデメリットは

コンテンツSEO最大のデメリットは「とにかく時間がかかる」ということです。
まず1つ目に、サイトに訪れてくれるユーザーのためになる記事(=コンテンツ)を作ることに時間がかかります。
役に立つ記事は「ユーザーの知りたい!」にしっかりと、的確に答える必要があるため1つの記事を作るだけでも相応の時間がかかってしまいます。
記事を1つ作るだけでもかなりの時間がかかるのに、コンテンツSEOを行うためには、やはり最低でも30記事以上は欲しいところです。
そのため、コンテンツSEOを行うために記事を作るだけでもかなりの時間がかかってしまうでしょう。
2つ目に、いかに役立つ記事を作ったからと言ってある程度の集客戦略は必要になってきます。
例えばですが、あなたのサイトで広告を出したとしましょう。
広告は「お金を払って集客を行う」方法ですので、お金を支払い続ける限り集客を行うことができます。
広告を出すことは、とても即効性に優れた方法といえるでしょう。
ここで、コンテンツSEOで集客を行った場合について考えてみましょう。
コンテンツSEOでサイトを制作した場合は、良質な記事をコツコツと提供することでサイトの価値を高めていき、検索順位を上げていく方法です。
そのため、広告のような爆発的な集客は行うことができませんが、ゆっくりと着実にサイトへの集客を行います。
これがコンテンツSEOが時間がかかってしまう理由の2つ目です。
コンテンツSEOで生み出される最高のスパイラル
役立つ記事を作成して結果が出るまでに時間が掛かるコンテンツSEOですが、ひとたび結果が出始めると好循環が回り始めます。
ここでは、コンテンツSEOで生み出される最高の正のスパイラルについて紹介いたします。
1.新しいページを増やすことができる
コンテンツSEOではサイトに訪れてくれたユーザーの役に立つ内容を提供することで上位に表示させることを目標としています。
また、一度作成したコンテンツはどんどんサイトに蓄積させることができますので、そのままあなたのサイトの財産となってくれます。
役に立つコンテンツは増やせば増やすほど、集客や次に話すサイトの価値を高めることにつながっていきますので、どんどん作成していきましょう。
2.サイトの価値が上昇する
コンテンツが増えたこととオリジナルの記事を発信し続けることが、そのままサイトの価値を高めることにつながります。
コンテンツSEOを行うことがサイトの価値を高める一番の近道であるということを、しっかりと認識しておきましょう。
3.検索順位が上がる
サイトの価値が上がれば、当然サイトの評価は高くなり、役に立つサイトと検索エンジンから認識してもらうことができます。
検索エンジンはユーザーの役に立つサイトを常に探しています。
検索エンジンが注目するサイトは自然と上位に表示されるでしょう。
4.集客できるようになる
検索エンジンで上位に表示されれば、当然多くの人にサイトを見てもらえる機会が増えます。
多くの人にサイトを見てもらえれば、発信力も高まり、商品やサービスを知ってもらったり、購入してもらう機会が増えていきます。
たとえコンテンツSEOを実践していたとしても、集客は一番難しい部分ですのでなかなか結果が出ないこともありますが、「コンテンツSEOが認識されるには時間がかかる」としっかり認識したうえで取り組むようにしましょう。
5.SNSで拡散される
なんとか集客を行うことができれば、多くのユーザーに「このサイトは役に立つ!」と認識してもらうことができます。
多くのユーザーに役に立つサイトだった、と認識してもらうことができれば、SNSで拡散されていきます。
SNSで拡散されれば、さらなる集客にもつながりますし、新たな役に立つコンテンツを作るための原動力ともなります。
記事がSNSで拡散されたら、再び1の新しいページを増やすに戻ります。

これがいいサイトを生み出す最高のスパイラルです!
SEOに強い文章を書く
SEOに強い文章とはどんな文章だと思いますか?
- 読者の役に立つ文章?
- 読みやすい文章?
主にSEOに強い文章、つまり検索結果の上位に表示させやすい文章を書くためのポイントは5つです。
- 共起語はあるか
- 文字数は少なすぎないか
- キーワードは序盤で使用されているかどうか
- 漢字とひらがな、カタカナにも注意しているか
- ユーザーの役立つ文章になっているか
以上の5つのポイントに気をつけることで、SEOに強い文章を書くことが可能です。
それではひとつひとつ見ていきましょう。
1.ユーザーに役立つ記事か
まずはSEOに強い文章を書くための大前提なのですが、サイトに掲載されている記事は「本当にユーザーの役に立つ記事なのか」という点が重要です。
この後、SEOに強い文章を書くためのキーワードの考え方について解説していきますが、ユーザーの役に立つ記事かどうかは、キーワードよりも圧倒的に大切です。
キーワードうんぬんを考える前に、まずはユーザー第一で記事を書くことを心がけていきましょう。

ここでもコンテンツSEOの考え方が役に立つんだね!
2.共起語はあるか
共起語という言葉を聞いたことはありますか。
共起語とはキーワードと一緒に使用されやすい言葉のことです。
「SEO対策」をキーワードとすると、「サイト 、コンテンツ、キーワード、リンク、検索、サービス、記事、マーケティング」などのキーワードが表示されます。
これらは特定のキーワードが使用されたときに、一緒に使われやすいキーワードです。
このような一緒に使われやすいキーワードのことを「共起語」といいます。
共起語は以下のサイトで検索することができますので、記事を作成する際にキーワードと一緒に言葉を使用することで、SEOに強い文章を作成することが可能になります。
共起語分析ツール
https://contentsearch.jp/cooccur-terms.php

共起語はSEO対策でも重要ですので、しっかりチェックしましょう!
3.文字数は少なすぎないか
どんなに役立つ内容が書かれていたとしても、文字数があまりにも少なかった場合、それは十分なサイトとは言えません。
Googleは検索の上位に表示させるためには、文字数は関係ないとしています。
しかしながら、Googleのwebマスターガイドラインには、記事が短いものは低品質なコンテンツとして判定を受けるようです。
参考:https://webmaster-ja.googleblog.com/2012/09/more-guidance-on-building-high-quality.html
特に、少ない文字数でたくさんのページが存在するサイトは「スパム」として判定を受けてしまい、検索結果に表示されなくなってしまいます。
1ページあたりの文字数は、最低でも1000文字、できれば5,000文字以上で構成するとよいでしょう。
記事の文字数の目安に関しましては、下記のリンクで詳しく紹介しておりますので、ご興味のある方はご覧ください。
4.キーワードはサイトの初めのほうで使用されているか
あなたの上位に表示させたいキーワードがサイトの初めに使用されているか、ということも考える必要があります。
クローラーはサイトのすべての文字を読み取るわけではありません。
ある程度まで読み込んだら次のページへ移動していきます。
ページの上部にあなたが上位に表示させたいキーワードを配置しておくことで、クローラーはしっかりと読み取ってくれることになります。
ただし、あまりキーワードをたくさん詰め込むことはユーザー第一となっていないため、順位が下がってしまうこともあるようです。
ユーザーが読みやすく役に立ったと感じてもらえるような、自然な文章を作成することを心がけて文章を作成するとよいでしょう。
5.漢字とひらがな、カタカナの使い分け
普段使っている漢字やひらがな、カタカナの違いを意識したことはありますか?
実は、漢字やひらがな、カタカナによってさまざまな違いが表れます。
印象が違う
漢字やひらがな、カタカナにはそれぞれ異なる印象を抱きます。
例文を使って解説していきます。
このおやつは、犬用のビスケットです。
このおやつは、いぬ用のビスケットです。
このおやつは、イヌ用のビスケットです。
それぞれ「犬」「いぬ」「イヌ」で表現してみました。
何となく漢字やひらがな、カタカナによって印象が違うことがわかると思います。
漢字で言葉を表現した場合、読みやすく文章がきちんとした印象を与える一方で、読めない可能性や難しいといった印象を与えます。
ひらがなで言葉を表現した場合、多くの人が読める一方で、文章が幼いという印象を与えます。
カタカナで言葉を表現した場合、文章がシャープな印象を与える一方で、読みにくいといった印象や頭に入りにくいなどの印象をもちますね。
それぞれの漢字やひらがな、カタカナが持つ印象の違いを表にしましたので、参考にしてみてください。
メリット | デメリット | |
漢字 | 固い印象を伝えることができる | 難しくて読めない場合がある |
ひらがな | 誰が読んでもわかりやすい | 幼い印象を与えてしまう |
カタカナ | シャープな印象を与えることができる | 頭に入りづらいことがある |
あなたが伝えたいターゲットに向けて、漢字やひらがな、カタカナを使い分けて表現しましょう。
検索結果が違う
こちらも1つ例を出して解説していきます。
米国:325,000,000件
あめりか:1,750,000件
アメリカ:571,000,000件
以上のの数字はGoogleの検索窓にキーワードを入力した場合、検索結果で表示されている件数を表しています。
「あめりか」という言葉を検索した場合にのみ、群を抜いてページが少ないことがわかりますね。
そのため、もしも「USA」について記述する場合は「あめりか」というキーワードを含めたほうが、上位に表示させやすくなります。
ただし、今回の「あめりか」はUSAに関する表示が上位に一切表示されていませんので、意味が変わってきてしまう場合もあります。
まとめ
bodyに関する様々なSEO対策について解説しました。
もし、あなたのサイトで間違った見出しの使い方を行っていた場合、たとえ現在上位に表示されていたとしても、修正を行ったほうがよいでしょう。
普段からWordPressを活用されている方は、突然「body」と言われてもとっつきにくいかもしれませんが、listタグやstrongタグはWordPressの記事書きを行う画面からも設置することができます。
また、画像のSEO対策は、多くの人が忘れがちな項目となりますので、しっかりと行うことでライバルに差をつけることができます。
コンテンツSEOは検索エンジンが目指している世界と非常によく似ています。
それはユーザーが第一であり、ユーザーが使いやすい、役立つと感じてもらえるということです。
コンテンツSEOが生み出す最高のスパイラルは、言葉で書くと簡単そうですが、実際には集客の部分で簡単にいかなかったり、そもそも「この記事は本当に役立つ記事なのか」と疑問になることもあります。
しかし、時間をかけてコンテンツSEOに取り組むことで、いつか結果が表れることは間違いないでしょう。
コンテンツSEOはこれからのSEO対策の中でも、間違いなく王道のSEO対策といえます。これからサイトを作成する方はコンテンツSEOに取り組むとよいでしょう。
それでは今回のまとめです。
- 見出しはSEO対策の中でも重要な役割を担っているので、しっかりとHTMLのルールに準じて作成する
- h1とh2~h6では、少々ルールが異なる点があるので、しっかりと違いを理解する
- bodyのSEO対策は行っている人が少ないため、ほかのサイトと差をつけることも可能
- コンテンツSEOはユーザーの役に立つコンテンツを提供することでサイトの価値を高めて集客を行う王道のSEOの手法である
- 特に重要なのが「ユーザーの役に立つ文章」を書くことで、まずは役立つ情報を発信するところからサイトを運営しよう