あなたは「ロングテール理論」という言葉を聞いたことはありますか?
ロングテール理論を活用したサイトは、効果が出るのに時間がかかるといわれていますが、後発アフィリエイターの中で、稼いでいるほとんどの人が行っているといわれているのが、この「ロングテール理論」の実践です。
そのため、ロングテール理論は今から始めるアフィリエイターは必ずと言っていいほど実践すべきマーケティングの手法と言えるでしょう。
この記事ではロングテール理論についてとロングテール理論を活用したサイトの作成方法について解説していきます。
- ロングテール理論はもともとマーケティングの手法で、チリも積もれば山となる、という考え方
- あまりアクセスされないページでもたくさん集めれば集客につながるという考え方がロングテール理論の本質
そもそもロングテール理論って何?
まずロングテール理論について学んでいきましょう。
ロングテール理論とはインターネットを用いた物品販売の手法、または概念の1つであり、販売機会の少ない商品でもアイテム数を幅広く取り揃えること、または対象となる顧客の総数を増やすことで、総体としての売上げを大きくするものである。
引用:Wikipedia
URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%AB
つまり、販売機会の少ない商品(=あまり売れない商品)をたくさん取り扱うことで、1商品1商品はあまり売れていなくても、すべての商品を合計した売り上げは大きくすることができる、というのがロングテール理論の本筋です。
実店舗では導入できない
ロングテール理論は、商品がいくらでも陳列することができるインターネットならではの理論です。
実店舗で商品を陳列する場合、棚や面積に限りがありますよね。そのためある商品よりももっと人気のある商品が発売された場合、当然人気のある商品を陳列したほうが売り上げを上げることができます。
これは20対80の法則(パレートの法則といいます)を用いたビジネスモデルであり、人気商品上位20%で全体の売り上げの80%を賄っている、という理論に由来します。
インターネットでは導入できる
一方、インターネット上ではサイトに商品を掲載するだけで、商品を販売することができますので陳列する棚が無限にある、という状態を作り出すことが可能です。
そのため、ほかの人気商品によって販売されなくなってしまった商品たちも販売し続けることができます。
実店舗では決して販売されないような商品たちも販売することができますので、インターネット上ではパレートの法則よりも、ロングテール理論を導入したほうが売り上げが出しやすくなります。
この売り場が限られていないことを利用して、様々な商品を並べることで収益を上げているのがAmazonです。
Amazonではたくさんの商品が準備されており、Amazonの商品の約8割が月に1回程度しか買われない商品である、といわれております。
たとえ月に1回しか買われない商品でも、そのような商品をたくさん集めれば大きな売り上げとなる、というのがロングテール理論となります。

普段売れない商品でもたくさん集めれば大きな売り上げになるってことか。
ロングテール理論をサイトで活用するには
ここからはロングテール理論を商品ではなく、サイトで活用する方法について解説してきます。
ロングテール理論を商品で活用する場合、月に数回しか購入されない商品をたくさん取りそろえることで大きな売り上げを計上することが狙いでした。
ロングテール理論をサイトで活用する場合、月に数回しか検索されないページでも、ページをたくさん作成することで、結果的に大きな集客につなげるのが狙いとなります。

ロングテール理論を集客に応用していきます
ロングテール理論を導入するメリット

後発アフィリエイターでも上位表示を目指せる
ロングテール理論を用いてページを作成すると、月に数回しか検索されないニッチなキーワードで記事を書いていくため、ライバルが少なくなります。
そのため、非常に上位に表示させやすくなりますので、サイトに訪問してもらえる回数が自然と増えます。
上位に表示させやすい、という点は運用歴の短い後発アフィリエイターにとって、有利に働きます。
ニッチなキーワードを探すのも大変ですが、特定のキーワードで1位に表示できれば、しっかりとそのページをメンテナンスすることで、順位を守り続けることができるからです。
私を含めてですが、後発アフィリエイターは、どうしても早い段階でアフィリエイトを行っている人たちに対して、「運営歴」という点では勝つことができませんよね。
そのため「アフィリエイト」のようなたくさんのサイトが利用しているキーワードで上位に表示させる場合、自分のサイトと運営歴の長いライバルサイトが同じような内容の時、運営歴によって上位表示されにくいです。
また「アフィリエイト」という巨大なキーワードの場合、そのキーワードで上位に表示させたいのは個人のアフィリエイターのみならず、企業も参入してきますので、上位に表示させることはもっと難しくなります。
ロングテール理論を上手に活用することで、サイトを世の中の人に早く認識してもらえるようになります。
ユーザーのニーズに合った記事を提供できる
ロングテール理論を用いて作成するページは、基本的に上位に表示することができるテーマを題材にして記事を書いていくため、検索してくるユーザーも濃い情報を求めています。
アクセスを集められそうな記事はしっかりと作り込む必要がありますので、「ロングテール理論を導入する上の注意」で後述いたします。
安定したアクセスを得られる
ロングテール理論はニッチな市場を狙った手法ですので、今後も参入してくる人が少なく、しっかりとサイトのメンテナンスを心がけることで上位に表示することがキープしやすいため、安定したアクセスを得ることができます。
検索エンジンから安定したアクセスを見込むことができる、というのは非常に大きいですので、大切なページとなります。
ロングテール理論を導入するデメリット

手抜きできない
ロングテール理論で作成するサイトは、そもそも検索される回数が少ないキーワードをテーマにして記事を書いていくため、そこまで需要のある記事ではない場合もあるかと思います。
しかし、上位に表示させるためには手抜きを行ってはいけません。
むしろ通常の記事よりも気合を入れて作成する必要があります。
時間が掛かる
ロングテール理論は普段あまり見られないページや商品をたくさん作成していくことが重要になりますので、とても作成することに時間がかかります。
ただでさえアフィリエイトは結果を出すことに時間がかかるビジネスですので、ロングテール理論を取り入れることでさらに時間がかかるというデメリットがあります。

ロングテール理論はただでさえ成果を出すのに時間がかかるアフィリエイトと相性は悪いのかもしれません。
キーワードを探すのが大変
ロングテール理論の肝となる、ニッチなキーワードを探すまでが大変です。
また、注意してキーワードを選定しないと、前に作ったキーワードと似たようなキーワードになりがちになってしまうため、記事の被りには十分注意しなければなりません。
ロングテール理論を導入する上の注意

2種類の記事を使い分ける
ロングテール理論では、普段あまり売れない商品でもたくさん取りそろえれば、よく売れる商品の売り上げよりも多く収益を上げることができる、という理論でした。
これをサイトに当てはめると、普段はあまり検索されないキーワードについて記事をたくさん書くことができれば、検索されやすいキーワードで上位に表示されているサイトよりも読者に見てもらえる回数が増えるため、収益が発生しやすくなるのではないか、と捉えることができます。
そして、集客する部分は集客するページに任せ、ファンにするページで読み応えのある記事を読んでもらうことで、お気に入りに登録や商品・サービスを購入してもらいます。
集客するページを作る
集客するページで大事なのは、読者が検索したキーワードに対してしっかりとした「答え」が用意されているかどうか、です。
また、上位に表示されることも大切になってきますので、タイトルや記事の内容にキーワードをしっかりと盛り込むようにしましょう。
ファンにするページを作る
ファンにするページで大事なのは、キャッチーなタイトルと、読み応えのあるコンテンツです。
ファンにするページで読者にお気に入り登録をしてもらうことができれば、商品やサービスも購入してもらいやすくなります。
キャッチーなタイトルを作るコツ
「数字」や「たった」、「なんと」など強調する言葉を活用することで、ユーザーの興味を惹き、かつ何が書かれているか一目でわかるタイトルを作成することができます。
キャッチコピーの作り方に関しましては、下記のリンクで解説しております。
まとめ
ロングテール理論を用いて集客を行うことで、後発組でも稼ぐことが可能になります。
集客するページとファンになってもらうページのそれぞれに役割を持たせることで、お気に入り登録を促し、サイトを通じて信頼関係を構築することで、商品やサービスを購入してもらいやすくなります。
それでは今回のまとめです。
- ロングテール理論はアフィリエイトで稼ぐ上で、欠かすことができないといっても過言ではないほど重要な、集客の戦略である。
- 特に、後発組と呼ばれる、今からアフィリエイトを始める人にとっては強い味方となる。