キーワードを選定することは、アフィリエイトで稼ぐうえで非常に大切です。
しっかりとキーワードを選定することができれば、上位に表示させることも難しくないでしょう。
しかし、いくら売れるキーワードがわかったからと言って、1つの売れるキーワードを見つけるのに1か月もかかってしまっては意味がありません。
この記事では、ページを上位に表示させるために必要なキーワード選定の手順について解説しております。
- キーワード選定で大切なことは、商品についてしっかりと知ることが大切
- どんなユーザーが商品を欲しているのかを考えながらキーワードを選定しよう
キーワード選定のコツとは
キーワードを選定するために大切なことは「商品の知識」と「ユーザーの目線に立つ」という2つです。
もしも家電量販店などで、店員さんに商品について聞いたときに「この商品はたぶんこういうことができて、おそらくこんな感じでしょう」とあいまいな返事が返ってきたら、その人から「買いたい!」とは思いませんよね。
さまざまなことを質問して、なんでも教えてくれるような人から買いたいと思うのが普通だと思います。
それはネット上でも同様で、やはり商品に関して詳しくない人から買いたいと思う人はいないと思います。
アフィリエイトは商品やサービスを紹介する事が仕事ですので、紹介する商品やサービスに関しては確実に訪れてくれたユーザーよりも詳しい必要があるのです。
また、キーワード選定の時に大切なことは「ユーザーの目線に立って考える」ことも大切です。
パソコンの起動時間が遅くて悩んでいる人がいるとします。この人のパソコンの知識はほぼゼロです。
パソコンの知識がない人に対して「SSDに換装してパソコンの起動時間が30秒になった話」という記事を書いたとしても、おそらく検索結果の上位に表示されることはありません。
もしもパソコンの知識がない人に対してキーワードを選定するのであれば、「パソコンの起動が遅い!起動時間を30秒にする方法とは」という感じでキーワードを選定すれば、「パソコン 起動 遅い」と検索した人に対して表示されます。
「ユーザーはどのようなキーワードで検索を行うのか」ということを調べることが、キーワードを上手に選定する第一歩です。
そのため、まずは実際に自分だったら「どのように検索したときにこのページが表示されたら満足できるか」ということを考えて、キーワードを選定することから始めます。
キーワード選定のやり方とは
ここからは実践編です。
実際にキーワードを選定するやり方について紹介していきます。
手順としては4つの手順しか書いてありませんが、実際にこの手順通りに行うと1つの記事当たり最低でも1日はかかると思います。
しかしキーワードの選定は、サイトが上位に表示できるかどうかの重要なポイントを担っていますので1日以上時間を費やす価値があると思います。
1.まずは商品やサービスをしっかりと知る
キーワードを選定する前に、まずは商品やサービスに対するしっかりとした調査を行っていきます。
これは、キーワード選定のコツでもお話しした通りです。
目標は「その商品やサービスに関してはだれよりも詳しくなる!」ことですが、実際にはそこまで詳しくなるためにはとてつもない努力と時間が必要です。
目標としては「商品やサービスについて尋ねられたら答えることができる」ぐらいまでは詳しくなるとよいでしょう。
商品やサービスの購入を促すランディングページ(成約ページ)はもちろん、できれば商品やサービスを販売している会社のホームページぐらいまでは目を通せば十分です。
ただし、商品やサービスの情報を集めるのは、公式のホームページのみを利用するようにしてください。
公式のホームページ以外の情報は、どうしても信ぴょう性に欠けます。
また、「口コミを集める」などの場合は別ですが、公式で掲載されている情報以外を集め始めるとキリがありません。
紹介する商品やサービスについて、一様に説明できるようになったら次の章に進んでいきましょう。

そもそも商品知識がない人から商品を買いたいとは思わないよね
2.商品に対する関連キーワードを思いつくだけ書く
商品やサービス対する知識が深くなったので、どのようなキーワードだと商品やサービスが検索されやすいか考えていきましょう。
正直、商品やサービスに対する知識がないと、その商品やサービスの特徴はつかめません。
そのため、商品やサービスについてリサーチすることは多少面倒でも重要なことだと考えています。
商品やサービスが成約しやすいキーワードとして、ミドルキーワードで狙っていくことをおすすめしています。
商品名+口コミに代表される、2つの単語から構成される、商品名+成約しやすいキーワードの組み合わせのこと
ミドルキーワードは「商品名+効果」とか「商品名+副作用」などが挙げられます。
これらの商品名のあとにつながりそうなキーワードをノートやエクセルなどにかけるだけ書いていきましょう。
マインドマップを活用するとさらに多くのキーワードを生み出すことができる可能性がありますので、積極的に活用していきましょう。
紙の中心に本題を書き、そこから放射線状に文字を書いてつなげていくノート術です。トニー・ブサン氏が開発し、アイディアを出しやすくするなどのメリットがあります。
マインドマップは下図のようなものです。
これは私が「アフィリエイト」についてマインドマップを書いたときのノートです。
私はキーワードとキーワードをつなげているだけですが、キーワードとキーワードをつなげている線の上に関連性を記入するタイプのものもあります。
たまたま私が教えてもらったマインドマップの方法が図のようなものだっただけですので、ほかにもマインドマップのやり方はあるでしょう。
さらに検索されやすいキーワードを探すためには5つの方法がありますので、ここで紹介しておきます。
ユーザーが使う用語である
検索されやすいキーワードは、多くの人に認知されている言葉が多いです。
こちらはキーワード選定のコツでもお話しした通りです。
検索されやすいキーワードは、実際に検索をするユーザーがよく使う言葉をキーワードとして設定しなければなりません。
SEO対策についてあまり詳しくない方が初めから「SEO モバイルフレンドリー」とは検索しにくいと思います。
上記の例であれば「SEO スマートフォン」や「SEO スマホ 上位に表示」などで検索されるでしょう。
「モバイルフレンドリー」という言葉は、サイトを運営しているあなたは日常的に利用している言葉でも、実際に検索するユーザーはその言葉を知らないかもしれません。
実際、私も友人にサイトについて説明するときは「ホームページ」と言い換えて解説することがよくあります。
広く認知されている言葉をキーワードにすることは、検索結果にも表示されやすくなりますのでおすすめです。
言い換えられる言葉を探す
「パソコン」という言葉だけでも「PC」「コンピュータ」「デスクトップ」というように意味としてはパソコンを指すにもかかわらず、多くの言葉で表現することができます。
「パソコン 最安値」では上位に表示するためのライバルが強すぎるので、「PC Panasonic 最安値」や「パーソナルコンピューター 最安値」と言葉を言い換えてキーワードを探すことも大切です。
言い換える言葉は非常にたくさんあると思いますので、なかなか上位に表示させやすいキーワードが見つからなかった場合は、言葉を言い換えてみましょう。
複合キーワードも探してみる
キーワードは多くの場合、1語のみとは限りません。
2語、3語というように複数の単語を同時に入力することで検索サービスを利用していることが多くなってきております。
近年、1語のみのキーワードはほとんどと言っていいほど企業サイトが上位を占めています。
そのため、1語のみのキーワードに固執することなく、複合キーワードでの上位表示も目指していくとよいでしょう。
商品名や型番も検索されやすいキーワード
商品を販売するサイトを運営する場合に必ず気を付けておきたいキーワードです。
商品名で検索するユーザーは少なからず「その商品の存在を知っている」ということになりますので、他の人達よりも購買意欲が高い、ということになります。
サイトで何か商品を紹介する場合などは、商品名や型番は絶対に抑えておきたいキーワードの1つです。
キーワード検索ツールを利用する
無料のツールを使うことによって、キーワードを一気に大量に集めることができます。
下記に挙げているツールはどのツールを使用しても構いませんので、一度は行うようにしてください。
よく使用されているのは下記の3つです。
これらの無料のツールの使い方に関しましては、下記のリンクで詳しく解説しております。
またGoogle広告が提供するキーワードプランナーでは、月間の検索ボリュームが掲載されています。
(以前は細かい単位まで見ることができましたが、現在はざっくりとしか見ることができません)
キーワードプランナーは絶対ではありませんが、1つの目安となってくれることが多いですので、キーワードを選定する際には一度目を通しておくとよいでしょう。
aramakijake.jpではキーワードプランナーよりも手軽に月間の検索ボリュームを調査できます。
キーワードを集める際に大切なことは、キーワードを集められるツールをどれか1つに絞ることではなく、どれも使用することが大切です。

人の頭よりもツールを使ったほうが何倍も効率的に作業できます。
3.キーワードを分類する
キーワードを集めたら、集めたキーワードが「売れるキーワード(検索されるキーワード)」なのか「売れないキーワード(検索されない・検索されにくいキーワード)」なのかを分類します。
なぜキーワードを整理する必要があるのかと言いますと、「売れるキーワード」と「売れないキーワード」をしっかりと整理しておくことは、次に行う「キーワードを調査する」場合の作業の負担を軽減するという目的があります。
しかし、「売れるキーワード」とはどのようなキーワードなのでしょうか。
goodkeywordで「アフィリエイト」について調べてみたところ、103件のサジェストキーワードが見つかりました。
しかし「アフィリエイトとは 英語」や「アフィリエイトとは 募金」などはアフィリエイトで稼ぐうえであまり必要のないキーワードです。
このことからもわかる通り「アフィリエイトとは 英語」で検索している人はアフィリエイトは英語でどのように表すのか、ということが知りたいとわかります。
このようなキーワードではアフィリエイトに関する情報は求められていませんので「売れないキーワード」と言えるでしょう。
サジェストキーワードを一つ一つ見ていくと、「アフィリエイト 初心者」や「アフィリエイト 始め方」などは記事を書くときのテーマとしても書きやすいキーワードだといえます。
4.キーワードの調査を行おう
キーワードの分類が終わればいよいよキーワードの調査に取り掛かります。
キーワード選定の作業の中でも、もっとも大切な作業が「調査」であり、もっとも時間がかかり、もっとも慎重に行うべきポイントです。
というよりも、キーワード選定が上手にできるかどうかについては、ほぼこの「調査」にかかっているといっても過言ではありません。
よくやってしまいがちなのが、キーワードの調査をロクに行わずに記事が書きやすいキーワードで記事を書いてしまうことです。
この方法は、実際にキーワードが当たれば非常に簡単な方法なのですが、とても効率が悪いです。
キーワードの調査を行わなかった場合、企業がお金をかけてしのぎを削っているようなキーワードを選定してしまう可能性があります。
企業がひしめくようなキーワードをビッグキーワードと呼ぶのですが、ビッグキーワードで上位に表示されることはほぼ不可能と言っても過言ではないほど難しいです。
そのため、どのキーワードであれば上位に表示させることができるのかをしっかりと見極めるために、どのキーワードがねらい目なのかを調査する必要があります。
キーワードの調査はキーワードを選定する際に、必ず行うべき項目となりますので、忘れずに行うようにしてください。
キーワードの調査を行う方法は
キーワードの調査を行う方法は主に2つあります。
1つはGoogle広告が提供するツールのキーワードプランナーを活用する方法。
もう1つはキーワードを実際に検索して調査する方法です。
まずはキーワードプランナーでキーワードを調査する方法について紹介します。
キーワードプランナーとは
キーワードプランナーとは、Google広告が提供している「1か月あたり、特定のキーワードがどの程度検索されたのか」を表示してくれるツールです。
あるキーワードは1か月のうちでどれくらい需要があるのかを測定するのに非常に便利なツールです。
キーワードを調査する場合には必ず導入するようにしましょう。
キーワードを実際に検索して調査する方法
1か月に特定のキーワードがどれだけ検索されているかどうかについては、「キーワードプランナー」か「aramakijake.jp」のようなツールを使用しない限り知ることはできません。
しかし、あなたが特定のキーワードで上位に表示させることができるか、については実際にキーワードを検索することで分かります。
画像の赤枠部分に注目してください。
この赤枠部分の数字は、検索したキーワードに対してどれくらいそのキーワードに当てはまるページがウェブ上に存在しているかを表示してくれています。
つまり、このライバルサイトとの競合数(赤枠部分の数字)が少なければ少ないほど上位に表示しやすくなるということです。
その他にも、「allintitle:」という検索方法を活用して<title>~</title>内のキーワードも確認するとよいでしょう。
<title>~</title>は下図の画像の赤枠部分を表しております。
地味ですが、キーワードを地道にひとつひとつ調べていく「調査」を行うことで、自分のサイトを上位に表示しやすいキーワードを発見することができます。
もし、上位に表示できそうなキーワードがなかった場合、もう一度キーワードを集めてから上位に表示できそうなキーワードを考えてみてください。
実は、このキーワードを一つひとつ調査する作業を1クリックで完結してくれるツールが販売されています。
このツールは私自身も使用しており、作業の効率化に非常に役立っています。もしご興味ありましたら下記のリンクをご覧ください。
5.ライバルチェックを行いましょう
キーワードの調査で上位に表示できそうなキーワードが見つかったら、ライバルチェックを行います。
企業のページがライバルの場合は、ほとんど勝ち目はないでしょう。
しかし、ライバルサイトが無料ブログや文字数などが少ないのであれば、十分上位に表示される可能性があります。
ライバルチェックの手順に関しましては、下記のリンクで詳しく解説しております。
ライバルチェックは他人のサイトを確認できますので、アフィリエイトの経験が少ないうちは勉強できる意味でもとても重要な役割を担っています。
ライバルチェックまで徹底してキーワードの選定を行うことは、ほかのアフィリエイターと差をつけるポイントの一つにもなるでしょう。

実は、ライバルチェックは重要な項目の1つです!
まとめ
キーワードの選定方法の手順を紹介しました。
1つの商品やサービスをアフィリエイトする場合、以上の手順を毎回しっかりと行うことが、アフィリエイトで成果を上げるための行動となります。
キーワードの選定が上手に行えるかどうかで、アフィリエイトで早く成果を出せるかどうかが決まりますので、必ず丁寧に行うようにしましょう。
それでは今回のまとめです。
- キーワードの選定をする前にまずは紹介する商品やサービスについて詳しくなっておこう
- キーワード選定は無料のツールを最大限活用することで、少しでも作業が楽になります
- キーワード選定で一番重要なのは、そのキーワードで自分のサイトが上位に表示させることができるか、です